- スペイン語の学習を始めたばかりの人
- スペイン語のオンラインレッスンを受けようと悩んでいる人
語学習得のためにオンラインレッスンを受けようとすることは自然な流れです。
しかし、オンラインレッスンを受けることに不安や緊張がある人もいるでしょう。この感情は特にオンランレッスンを始めて受講する人に見られます。
以下の記事において、オンラインレッスンにて何をどう進めたらいいか分からない人のために、オンラインレッスンで使えるフレーズをまとめましたので参考にしてください。
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ただ、フレーズを覚えて行っても、なんとなく受講するだけではスペイン語も身についていきません。
そこで、この記事では、オンラインレッスンを利用する際のポイントを説明します。どんな心構えを持っている必要があるのかを理解した上で、レッスンをスタートさせましょう。
オンラインレッスンを受ける際のポイント
オンラインレッスンを受ける際はどんなことに気をつけるべきでしょうか。
上記のポイントは、オンラインレッスンに限らず、教室でのレッスンでも心構えとして持っておくといいでしょう。

スペイン語の学習を2年続けてきて考えたことを紹介しますね!
それでは、それぞれオンラインレッスンのやり方をみていきましょう!
1. レッスンは能動的に受講する
どうしてもレッスンは受講するものだと考えてしまいがちですが、それは間違いです。
学習を受け身的にやっている人は習得するのに時間がかかります。言われたことだけやっていればいい時代は終わりました。
そうではなくて、レッスンを能動的に受けるようにしましょう。
もっと具体的にいうならば、レッスンは自分の学習発表会のステージだと思いましょう。今まで学んだ成果を発揮する場と考えれば、自ずと能動的に学習している状態になるでしょう。
せっかくお金を払って受講するなら、充実したものにしたいですよね。
そのためには、まず予習と復習が必須です。予習と復習をしないでレッスンを受けるのはお金の無駄です。



もし、予習と復習の時間が十分に取れないなら、オンラインレッスンの活用すべきではないです。まず自習の時間を充実させましょう。
予習と復習の必要性
筆者は、特に予習が必要であると感じています。予習というのは、まだ教わっていないことを前もって学習しておくことを指します。
「教わっていないことをどうやって覚えるの、勉強するの」と思う人もいると思います。こういう人は日本の教育システムの被害者です。悲観的にならずに、想像力を働かせましょう!
予習では、次回のレッスンの内容を想像しながらそれに向けて準備をするだけです。
「次回のレッスンまでに〇〇をやってきてください」と指定されている場合がありますが、指定された教材をこなすだけでは能動的ではありません。
個人的には、予習においては自分で+αを考えて、事前にインプットする作業が必要だと考えます。
例えば、次回のレッスンのテーマが「食事」だとしたら、食事に関わる単語やフレーズを覚えていくなどです。
それに対して、復習というのは学んだことを繰り返し勉強することを指します。
復習が必要なのは「人間というのは反復しないと記憶に定着しないから」とよく言われます。
個人的には、復習を食事に例えると咀嚼だと考えています。ご飯を食べる際よく噛んで食べることが重要だと言われます。これは、飲み込んだものが胃や腸などで消化されやすくするためです。
つまり、学習においても身体の栄養のために消化しやすくための作業、復習が必要だと言えます。
レッスンを受講して終わりにするのではなく、レッスン内容を味わってしっかりと消化するためにも何度も振り返りをしましょう。
予習・復習で何をするか
では、具体的に何をすればいいのか考えていきましょう。
オンラインレッスン会社によっては、教材が用意されているものがあります。まずはそれらを丁寧にやるのもいいでしょう。
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ただ、それだけで十分ではないのはここまで読んでいただいたら分かると思います。
筆者はレッスンの予習・復習ですべきことは次のことだと考えます。
身の回りのネタを用意しておく
予習において、ぜひやっておきたいことの一つは日常生活でのネタを用意しておくことです。
これは経験談ですが、これまで出会った語学講師の多くはレッスンに入る前に「最近どうだった」的なことを聞いてきました。
このときに、身の回りの出来事をネタとして話すことができれば、自分のスペイン語も伸びますし、会話も弾みます。



¿Qué tal?とか¿Cómo estás?の返答がEstoy bien.だけではつまらないですよ。
レッスン時間は限られていますが、30秒〜1分でもいいので、次のことを考えてみましょう。
①何があったのか(出来事)
②そのときどう感じたのか(感情)
③どんなことを考えたか(意見)
ネタは何でもいいですので、ぜひ準備してレッスンに臨んでみてください。
自己紹介を徹底的に練習する
レッスンに向けてやっておくべきことの2つ目は、自己紹介を徹底的に練習することです。
「1分間で自己紹介してください」と言われて、話すことができますか?日本語では何とかなることでもスペイン語となると意外と出てきません。
初対面の人に自分を知ってもらうには、自己紹介が重要ですよね。特に、第一印象が大事です。
自己紹介も30秒〜1分間くらいでいいと思います。
- 名前
- 出身・どこに住んでいるか
- 職業
- 好きなもの
- スペイン語を学ぶ目的
もちろん、上記の項目にこだわらず、好きなものについて語ってもいいですし、なぜスペイン語を学ぶのか細かく話してもいいと思います。
では、どうして自己紹介の練習をするのが必要なのでしょうか。「同じ語学講師にレッスンを頼めば、何回も自己紹介しなくていいはず」と思うでしょう。



「自己紹介に時間を取られるのはもったいない」という声を聞きますが、筆者は意味のある1分だと思っています。
これは次項「2.積極的にいろんな講師とレッスンする」に関わってきますので、そちらをご覧ください。
学んだことを用いて作文する
一方、復習では何をすべきでしょうか。
前項で「復習は食事でいう咀嚼だ」と言いました。レッスン内容をしっかり噛み砕いて自分の栄養分として消化するためには、ゆっくり丁寧に味わうことが必要です。
レッスンではいろんな学びがあると思います。新しい単語やフレーズに出会ったり、「こういうことが言いたかったのに何て言えばいいか分からなかった」と悔しい思いをすることもあるでしょう。
そういった学びをもとに作文をしてみましょう。実際にアウトプットすることが大事です。
アウトプットできれば何でもいいと思うので、ノートに書いて作文してもいいですし、口頭で作文してみてもいいですね。
2. 積極的にいろんな講師とレッスンする
オンラインレッスンを受けるにあたって、SNSなどでよく「〇〇さんはとても優しいから、その人のレッスンを受けたい」とか「〇〇さんのレッスン予約できなかった」のような声を見かけます。
それを見て「チャンスなのに。」と思います。
筆者は積極的にいろんな講師のレッスンを受けるべきだと考えます。
以前は自己紹介の時間を省くためにも同じ講師にレッスンを頼むべきだと考えていました。レッスン時間は限られていますからね。
しかし、同じ講師に頼み続けることはスペイン語習得に時間がかかり、結局はコスパの悪いことになりかねないと気づきました。
なぜか。
自分のことをよく知っている人だと、自分の話を雰囲気で理解してくれます。たとえ文法的に間違えていても、「言いたいことはこういうことかな」と理解しようとしてくれます。



仲の良い人と初対面の人との話し方は違いますよね。
もちろんスペイン語圏の人は日本人とは異なり、ちゃんと伝えないと理解してくれませんが、語学講師となれば、できるだけ何を言いたいのか汲み取ってくれようとします。
また、受講者自身も「〇〇さんは理解してくれるだろう」という他人任せの甘えが出てしまいます。
スペイン語の能力を伸ばそうと思ったときに、この状況はよくありません。
そこまで親しくない人にも理解してもらえるように努力する機会を、自ら作ることも大事です。
そして、初対面の人と話すときに向けて自己紹介の特訓をしておくのです。
まとめ
記事の内容をまとめます。
さて、この記事ではレッスンを受ける心構えを述べてきました。「善は急げ」ではないですが、早速レッスンを受講してみてほしいと思います。
ただし、注意してほしいのは何となくレッスンを受けることです。レッスンは自分の学習発表会です。ぜひ得るもの得てほしいですし、自分が受けるレッスン(学習発表会の場)も自分にあったものを選んでほしいと思います。
どんな会社を選んだらいいか分からなければ、オンラインレッスンの選び方について解説した記事があるので、そちらも合わせてご覧ください。
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以上です。ここまで読んでくださり、ありがとうございます。この記事がスペイン語学習の役に立てば嬉しいです。