Audibleをスペイン語学習に活用するガイド【完全保存版】

Audible スペイン語
想定している読者
  • Amazon Audible に関心はあるけれど、実際どんな感じで使えるのか知りたい人
  • Audible を用いて、スペイン語学習をしてみたい人
  • Audible のアプリがあることを知らない人
  • Audibleを退会した後は、購入した書籍はどうなるのか知りたい人

スペイン語学習のためのAmazon Audibleの可能性について、実際にサブスク登録して探ってみました。

正直、無料で Podcast やラジオが利用できるので、Audible は利用しないかなって思っていました。

果たしてツールとして使えるのかな
記事の要約
  • Audible はスペイン語書籍を”聴く”ことができるサービス。
  • スペイン語書籍は”絞りこみ”機能で探す。
  • 非会員でもアプリの利用が可能。
  • Audibleアプリは使いやすいが、書籍の購入はできない。
  • 退会・休会しても購入した書籍は利用できる。
目次

Audible とは

Amazon Audible とはあらゆる書籍を音声で聴くことができるサービスです。これは『聴く読書』とも呼ばれており、ナレーターが読み上げた音声を聴きながら、書籍の内容をインプットすることができます。

日本に住んでいると、どうしてもスペイン語書籍に触れる機会が多くありません。地方の書店にはスペイン語コーナーすらなかったりします。

Audible はその弱点・格差を埋めてくれるサービスです。

通勤や買い物などで車に乗ることが多い田舎では、購入した書籍(音源)を”移動中に”すぐに利用できるのはありがたいわけです。もちろん、地方に限った話ではありませんが。

Audible に登録するとAudible 内で使用できるコインを1枚無料でもらえます。その1コインで1冊購入することができます。

また、利用しなかったコインは翌月に繰越されます。1500円/月額のサブスクなので、好きな書籍を1冊1500円で聴くことができるということです。

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Audibleでのスペイン語書籍の探し方

Audible での書籍の探し方は、大きく次の2通りがあります。

Audibleでの書籍の探し方
  • PC版 Amazon Audible で検索
  • アプリ版 Audible 内で検索

Audible をスマホで利用する人が多いと思いますので、先に注意点を述べておきます。

アプリ内では書籍の検索はできますが、書籍を購入することができません。書籍の購入は PC 版を通してのみになります。

スペイン語書籍も”絞り込み”でわりと簡単に探せます。

また、WEB版にも『Amazon公式に紐づいているもの』と『Audible単体のもの』と2つあります。

Amazon内のAudible

普段から Amazon を利用する方はAmazon内のAudible機能でいいと思いますが、Audibleをより快適に利用したいなら、公式Audibleの方がいいです。

では、それぞれのデバイスでどんな風に検索できるのかをみていきます。結論を先に述べておくと、特にスペイン語で入力しなくても、簡単に絞り込みができます

WEB版で検索

WEB版ではAudibleのサイトが2つあることを述べましたが、ここではAmazon利用者向けにAmazon内Audibleサイトで説明してきます。基本的な検索方法は一緒なので、そこまで構えなくていいですよ。

1. 言語の絞り込みをする(スペイン語にチェックを入れる)

まずホーム画面の左側にある『言語』欄で、スペイン語にチェックを入れます。これによって、表示されるのがスペイン語の洋書に絞られます。

もし、スペイン語学習の参考書を探したい場合は『スペイン語』と検索欄に入力すると出てきます。キクタンなどの単語帳はすぐに見つけられます。

2. カテゴリー・レビュー・再生時間で自由に絞りこみ

Audibleのすごいところは『かなり詳細に絞りこみができる』ことです。Audibleでは大きく4つの観点で絞り込みができます。

Audibleの絞り込み機能
  • カテゴリー
  • レビュー(★の数)
  • 再生時間
  • 著者・出版社

Audibleならではだと感じた点は『書籍の再生時間』で検索できるところです。「1時間以下」から「20時間以上」まで6段階で細かく検索できます

1冊購入する際に、どのくらいの時間のナレーションが収録されているのかで絞り込みができるのは、ユーザーにとってはありがたい機能だと思います。

再生時間が多い方がお得!と思いがちですが、初心者なら短い『絵本』などもおすすめです。

これらの絞り込み機能は、「スペイン語の洋書を聴きたいけど、どれを選んだらいいのかいいのか分からない」という悩みを解消してくれます。

3. サンプル版を再生

サンプルを聞くかどうかは人によりますが、5分弱のサンプル版を無料で聴くことができます

この機能はAudibleのサブスク登録をしなくても利用することができるので、とにかくスペイン語洋書のリスニングをしたい人は『Audibleアプリ』をダウンロードしましょう。

WEB版では登録しないと使えなさそうです。

4. 書籍の購入(Audible や Kindle など)

サンプル版を聞いてみて、内容やナレーターの声が気に入れば、購入してみましょう。

Audibleの難しい点は『ナレーションにも左右される』ということです。面白そうなタイトルでもナレーションの声がイマイチなんてこともあります。

Audible は音声を聴くサービスですから、ナレーターの声は重要です。

PC版のいいところは、気に入ったら簡単にKindleの電子書籍や紙の書籍を購入することできる点です。物によっては、Kindle版は無料で提供されています。

『Audible で聴いて、Kindle で読む』なんていう利用の仕方もできます。耳と目からのインプットで相乗効果が期待できますね。

アプリ版で検索

ここではiPadのiOS版アプリを用いて説明していきます。Android 版はちょっとわかりませんが、UIなどが少し違うだけで、機能は同じだと思います。

1. サインイン(非会員の人は不要)

会員になっている人は、まずサインインしましょう。登録自体は Amazon アカウントで行うので、すでに持っている人は面倒なことはありません。

非会員の人でも、アプリを試すことができます。コンテンツを調べたり、サンプルを聴いたりすることはできます。

2. スペイン語コンテンツの検索・絞りこみ

まずは検索欄に「スペイン語」と入力してみましょう。すると、学習参考書が多く出てきますが、右上の方に『フィルター』ボタンが出てきます。

ここでPC版と同じように『カテゴリー』や『言語』などを絞って検索をしていきましょう。

『スペイン語、自伝・回顧録、10-20時間』でフィルターをかけると、122件の書籍がヒットしました。書籍に対するレビュー数はもともと少ないですが、レビューが高い順にすればどの本が人気があるのかが分かります。

3. サンプル版を再生

気になる本が見つかったら、どんどんサンプルを聴いてみましょう。コンテンツ画面では、あらすじ・解説が読めるだけでなく、ナレーターが誰なのかが分かります

また、ウィッシュリストに追加しておけば、いざ購入をしようと思った時に、一から探さなくても一発でアクセスできます。

ただし、これは Audible公式サイトのみの機能のようです。Amazon内Audibleではウィッシュリストが見つけられませんでした。

会員登録をしなくても、サンプルを聴くことができたり、コンテンツを検索できるので、意外と入門ユーザーに対しても優しいサービスですね。

Audible では無料で1冊ダウンロードできる仕組みをとっています。つまり、月額1580円なので、好きな本を自由に購入できるわけです。無料体験なら、0円で1冊購入することができます。
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Audible アプリでできること・できないこと

アプリでできること

アプリでできること
  • 目次から該当箇所に飛べる。
  • 音源のスピードを細かく調節できる。
  • コレクション(プレイリスト)を自由に作成できる。
  • リスニングタイム・レベルを確認できる。

まずは基本的な再生機能を見ていきましょう。

1. 目次から該当箇所に飛べる

再生画面下から「目次ボタン」を押すと、目次にアクセスすることができます。

Audible をスペイン語学習に活用する場合は、何度も同じ章を聴くことが想定されますので、簡単に該当の章にアクセスできることはメリットです。

2. 音源のスピードを細かく調節できる

音源のスピードを0.5×~3.5× まで0.1刻みで設定できます。多くのPodcastアプリでは、せいぜい 0.5×, 1.5×, 2.0× の3種類しか設定できないので、細かく設定できることはAudibleの強みであるといえます。

筆者は、1.1倍速で聞いています。例えば、再生時間が19時間の書籍を1.1倍速で聴くと、再生時間は約17時間になります。2時間節約できるということです。

1.1倍速は「少し早くなったかな」程度なので、リスニング力強化にもちょうどいい速度だと思います。時間も節約できて、リスニング力強化にもつながる一石二鳥ですね。好きなスピードを見つけてみてください。

3. コレクション(プレイリスト)を自由に作成できる

書籍が多くなってきたときに困るのが『コレクションが煩雑になってしまう』ことです。購入したものがごちゃごちゃしてしまうと、目当ての書籍を探すのも大変です。

その点、Audibleは簡単にコレクション(プレイリスト)が作成できるので使い勝手がいいです。個人的に非常に良いと感じた点は『ジャンル』ごとに自動的に振り分けてくれるところです。

自分で作る手間が省けるだけでなく、ジャンルごとまとめられるので、『何を聴こうかな』と迷ったときにジャンルで選ぶことができます。

この点が Podcast のアプリよりも優れていると感じます。もちろん、Audibleは「ジャンルがはっきりしている書籍の音源」を扱っているのに対して、Podcastでは、音源は「番組配信者に依る」ので、単純に比較はできませんが。

4. リスニングタイム・レベルを確認できる

Audible にはユーザーが聞く読書を習慣できるような工夫がされています。それが『リスニングタイムやリスニングレベルを確認できる』ことです。

どのくらいの時間リスニングしたのかを『今日・日・月・合計』の4つについて確認できます。数字を見て、自分の努力を定量的に評価できるので、学習のモチベーションアップや習慣化に繋がります。

また、Audible では、5段階のリスニングレベル(入門〜真打)が設定されています。自分の学習目標の目安になるので、面白い機能だと思います。

次のレベルまで『あと〇〇時間』と表示されているので、「今月はそれを達成できるようにしよう」と目標を立てやすいわけです。

そして、もう一つ『バッジコレクション』という機能があります。全部で18個のバッジが用意されていて、自分のリスニングレベルなどに応じてバッジを獲得できる仕組みになっています。

ユーザーの学習体験のための機能が満載で Audible 好印象です。

アプリでできないこと

アプリでできないこと
  • 書籍の購入ができない
  • 休会・退会ができない

1. 書籍の購入ができない

アプリ内では書籍の購入ができません。購入する場合はAudibleのPCサイトを開く必要があります。

ここが改善されれば、アプリだけで完結できるので、非常に使い勝手がよくなると思うのですが、いちいちWEBを開かないといけません。

ただ、パソコンがなくてもiPhoneでSafariやGoogle ChromeなどのブラウザからAudibleサイトを開けば書籍の購入ができますので、iPhoneだけで完結することはできます。

実際の使い方としては、

  1. アプリ内で聴きたい書籍を検索し、
  2. サンプルを聴いて気に入れば、
  3. ウィッシュリストに追加する
  4. PCサイトで購入する

という流れになります。

2. 休会・退会ができない

1ヶ月だけちょっと試してみたいなという人が一番心配になる点が『退会が簡単かどうかだと思います。

『休会・退会ができない』というのは、アプリ内でという意味です。

実際、退会したいと思えば、簡単に手続きをすることができますし、その方法もAudibleが明確にしてくれています。そこは安心して欲しいです。

「あれ?アプリをダウンロードしたけど、退会できない…」と焦らないでくださいね。

  • ユーザーが Audible を語学学習に利用しやすいように『目次アクセス・スピード調整・モチベアップ・習慣化』などの工夫がなされている
  • アプリ内では、書籍の検索やサンプルの視聴はできるが、購入はできない
  • アプリ内では『休会・退会』はできない

アプリ自体は無料でダウンロードできますし、書籍の検索やサンプル視聴は会員登録なしでも可能なので、気になる人はまずダウンロードしてみて触ってみてください。

Audible をスペイン語学習に活用してみましょう。Podcastとは違う学習体験ができます。

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Audibleの退会・休会

『聴く読書』と呼ばれるAudibleに興味はあるけれど、無料で試すのに躊躇してしまう人もいると思います。

「無料のウラに何かあるんじゃないか」とか「退会の手続きが煩雑で面倒なんじゃないか」と考えてしまうからです。

ここでの結論は、『退会は非常に簡単』で、また『購入した書籍を十分に楽しむために休会という選択肢もアリ』です。

Audibleを利用する前にサービスを確認していきましょう。Audibleを解約するためにはたったの2ステップです。

退会方法
  1. PCサイトでログインする
  2. アンケートに答える

Audible退会方法

1. PCサイトでログインする

アプリやモバイルサイトからは退会できませんので、PCサイトでログインする必要があります。

ログインができたら、アカウントサービスから『退会の手続きへ』をクリックします。

2. アンケートに答える

退会理由のアンケートに答えて、『次へ』をクリックします。

Audible 退会のポイント

退会(解約)する際の注意点は次の2点です。

  • 購入したタイトルは退会しても利用することができる
  • 退会すると、所持しているコインが失われる

Audible 会員は、1ヶ月ごとにコインが1枚付与されます。そのコインや現金で購入したタイトルは当然ですが、退会後も利用できます

もし、サービスを再開することがあれば、購入したタイトルはそのまま残っていますので安心せてください。再開する可能性があるなら、後述する『休会』サービスも確認してみてください。

もう一つ注意すべき点は、退会してしまうとコインがなくなってしまうことです。コインが残っている場合は、使い切ってしまうか休会しましょう。

Audible 休会のポイント

Audible は解約するとサービスが利用できなくなりますが、お金がかからない状態でサービス利用が続けられる『休会』が可能です。もちろん制限はありますが、購入したコインも休会中に使用することができます。

世の中にはいろんなサブスクがありますが、サービスを『休会』しておけるものはどれだけあるでしょうか。その点、Audible は珍しいサービスだと言えます。

Audible を休会する際に押さえておくべきポイントは3つです。

  • 無料体験期間中は休会できない
  • 最大3か月まで、1か月単位で休会できる
  • 12か月に1度しか『休会』できない

まず知っておくべき点の一つは Audible の30日間の無料体験期間中は『休会』手続きはできないということです。

また、休会は1ヶ月単位で最大3ヶ月まで可能です。

例えば、10月1日に休会したとすると、1月1日まで休会できます。1月2日からは自動的に課金が再開されるので、気をつけてください。

それから、休会は12ヶ月に一度しかできません。図の例で考えると、10月1日〜1月1日まで休会してたとすると、その翌年1月1日までは休会できないということです。

何回もバンバン休会できないことを覚えておきましょう。

  • 退会しても購入したタイトルのみ利用可能
  • 休会すると無課金でサービスを利用できるが、頻繁に休会できない
  • 毎月無料でもらえる1コインで好きなタイトルが買える
  • 毎月無料でボーナスタイトルが1冊もらえる
2ヶ月間の無料体験期間があるよ!

まとめ

記事の内容をまとめます。

使ってみる価値アリですよ!
記事のまとめ
  • Audible はスペイン語書籍を”聴く”ことができるサービス。
  • スペイン語書籍は”絞りこみ”機能で探す。
  • 非会員でもアプリの利用が可能。
  • Audibleアプリは使いやすいが、書籍の購入はできない。
  • 退会・休会しても購入した書籍は利用できる。

以上です。ここまで読んでいただきありがとうございました。

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