【作文対策の第一歩】DELE A2の評価基準を理解する

DELE A2 escrita
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想定している読者
  • DELE A2の作文試験の対策をしたい人
  • DELE A2の作文試験の評価基準を知りたい人

誰もが悩む点として、作文試験と口頭試験の対策があります。なぜなら、読解試験と聴解試験とは違って、自分で採点することができないからです。

自分の書いた文章や発音などは、ネイティブに添削してもらうことがベストですが、オンラインレッスンも決して安くありません。申し込む前にできることはあります。それが、採点基準を知ることです。

\Instituto Cervantes 公式の資料に基づいています/

公式の Guía を確認しましょう

Yuki
Yuki

・元高校数学教師

・JICA青年海外協力隊OV(パナマ隊員)

・久米島の地域おこし協力隊員

スペイン語学習者のハードルを下げるために、当サイトを運営しています。一緒にスペイン語の可能性を広げていきましょう。(DELE B1,SIELE 616点所持)

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なぜ評価基準を知る必要があるのか

作文試験に関わらず口頭試験にも言えることですが、試験を受けるにあたって、事前に評価基準を把握しておくことは非常に重要です。採点者がどういう点に注目して採点をしているか理解していないと、間違った解答・間違った練習をしてしまうからです。

「先生がリンゴの絵を描いてね」と言っているのに、絵を書けばいいという所だけ理解して、みかんの絵を書くようなものです。

いきなりオンラインレッスンに申し込み、添削をしてもらうという行動に出てしまう人がいます。筆者はそのような人に「その試験についてどのくらい理解していますか」と質問したいです。確かに、最終的にはネイティブに書いたものを添削してもらうのがいいですが、その前に自分1人でもできることもあります。受験の前に一度、作文の評価基準を確かめてみましょう。

学習順序は『評価項目を知り▶︎問題集を解いてみて▶︎オンラインレッスンでネイティブに添削してもらう』です。

評価項目の構成

作文試験は次に示す評価項目について、0点〜3点で採点されます。2つのTarea において、それらの平均をとり、25点満点に変換を行います。DELE の採点方法については【保存版】DELEの点数はどのように決まるのか【採点方法まとめ】にて詳しく書きましたので参考にしてください。

DELE公式によれば、A2レベルの評価項目には次の2つがあります。

DELE A2評価項目【作文試験】
  • 語彙・文法
  • Tarea の指示をどれだけ実行できたか

評価項目の1つ目は『Uso de la lengua』となっていますが、これは「スペイン語がどれだけ正確に使えるか」ということです。もっと具体的に言えば、語彙や文法において、どれだけミスを減らすことができるかということです。

評価項目2つ目は『Cumplimiento de la tarea』です。Tarea1,2それぞれ指示文が書かれており、その指示に従いながら、文章を作成していく必要があります。その条件を十分に満たしているかどうかを評価されます。当然ながら、1つでも、2つでもそのルールを満たしていないと減点されます。

語彙・文法

点数評価基準
3・決められたテーマ、状況において正確に展開することができる。
・文法的なミスや綴りのミスがあるかもしれないが、比較的簡単な言語要素(接続法現在形、未来形、同義表現、点過去と線過去の組み合わせなど)において、妥当な能力を見せることができる。
・関係詞、 además, sin embargo, aunque, como, por otro lado, en primer lugar などの副詞・接続詞を用いながら正しい語順で展開し、論理的で、整った文章を書くことができる。
2・(直説法現在形・過去形、前置詞、所有詞やよく使われる tener que 不定詞 や ir a 不定詞などの)限定的な語彙レパートリーを持っており、関係詞、primero, después, por eso などの副詞・接続詞を用いた短い文章を発信することができる。
・一つひとつの要素(単語・フレーズなど)、文章の構造や句読法において、基本的で、体系的なミスが見られるが、理解が困難なほどではない。
1・必需品、個人情報についての語彙や、直説法現在形やSerとEstarの使い方など基礎的で簡単な文法的構造を理解した上で使用することができるが、求められている情報を発信するには十分ではない。
・性数一致や動詞の活用などで多くの文法的なミスや綴りによるミスが見られる。
・スペイン語以外の言語によって、メッセージの理解が困難になっている。
・孤立したフレーズや基礎的な接続詞 y,pero,porque で繋がっているフレーズが、ごちゃごちゃに書かれていたり、句読点が正しく打てていなかったりする。
0・以下に挙げる原因によって、読み返しても、メッセージが理解できない。
 ・単語がバラバラであったり、単語のグループが繋がっていない。
 ・多くの間違いをしている。
 ・意味のない単語やスペイン語ではない言語の表現を用いている。

上の評価項目を観察して分かることは、文法力が試されているということです。合格点の2点以上を得るためには、少なくとも直説法の現在形と過去形(点過去・線過去)を使いこなせている必要があります。

「自分はここまで文法を知っているんだ」というところを採点者にみてもらう。接続法現在形や未来形などを使いこなし、自分の文章に落とし込めれば3点をもらえるのであれば、挑戦すべきです。

また、文章で書けているかどうかも重要な点のようです。文章になっていなければ0点もしくは1点で、文をつなぐ副詞や接続詞を適切に用いて、文章が書けていれば採点者の評価は高いでしょう。

Tarea の指示をどれだけ実行できたか

点数評価基準
3・Tarea の目的を十二分に満たしている。
・求められている情報に加えて、詳細、コメント、自分の意見や評価などを与えることができる。
2・決められた状況に対して、相手に通じるように返答することができる。
・求められている情報を読み手が理解できるように提供することができる。
・指示文の1つを、省略したり、誤解したり、理解できない形で返答したりしてしまう。
1・惜しいけれど、Tarea の目的を満たせていない。
・メッセージを送るには不十分な状態のデータを提供している。
・指示文の2つ以上、省略したり、誤解したり、理解できない形で返答したりしてしまう。
0・書かれたものがTarea の目的を満たせていない。
・返答がない、あったとしても、単語がいくつか書かれているだけである。
・指示文における大部分を省略している。

押さえておくべきポイントは、指示文のルールをいくつ満たせているかということです。ざっくり下のように考えていいでしょう。

全てに答えている+詳細がかけている▶︎3点
1つ欠けている▶︎2点
2つ以上欠けている▶︎1点
ほとんど満たせていない▶︎0点

作文の練習をする際は、全ての指示に答えられているかを自己評価してみるといいです。書いたものを他人に添削してもらうことも大事ですが、それがなかなかできない環境にいる人もいるでしょう。問題を解いて終わりではなくて、自分が書いた解答を見直してみることも大切です。

合格点は2点以上です。それぞれの項目について、2点以上を獲得できるように日々作文の練習をしましょう。少なくとも合格点の境目にある1点と2点の違いについては把握しておいて損はないと思います。

以上です。この記事が少しでも役に立てば嬉しいです。

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