- 全国通訳案内士の受験を検討している人
- 試験の申し込み方法を知りたい人
言語系の唯一の国家資格である『全国通訳案内士』の試験申し込み方法について解説していきます。
出願要項を簡潔にまとめたものですので、実際に出願をしようと考えている人はJNTO(日本政府観光局)公式サイトより要項を確認して下さい。
確認 全国通訳案内士の試験科目や日程を分かりやすく【スペイン語学習者向け】
筆者はこの全国通訳案内士を受験したことがありません。ですから、出願要項以上のことは分かりません。将来的にDELE C1もしくは西検1級を取得してから、受験できればと思っています。
試験の申し込み方法
願書の申請方法はインターネットによる『電子申請』と郵送による『書面申請』の2つがあります。ここではそれぞれの申請方法における手順を説明していきます。
個人的には、電子申請の方が簡単にできると思います。
注意点がいくつかありますので、十分に理解をしてから申請しましょう。
インターネットによる電子申請
- JNTOサイトにてメールアドレス登録
- 受験者情報入力・免除申請・写真登録
- 受験料支払い
- 免除申請書類郵送
申請期間内に指定のURLにアクセスし、申請をしてきます。ただし、申請期間外はシステムが稼働していないため、申請できませんので注意しましょう。
免除申請書類は電子申請の2日以内に発送しないと免除申請は受理されません。つまり、電子申請から免除書類提出まで2日で行わないといけないわけですから、時間的に余裕を持つ必要があります。
免除申請を行わない場合は、特に気にする必要はありません。免除申請書類は簡易書留もしくはレターパックプラスにて送付しましょう。
写真の形式
- JPEG形式
- 10MB以下
- 縦 320 ピクセル × 横 240 ピクセル
- 申請日より6ヶ月以内に撮影されたもの
- 無背景、白無地または背景色が強くないもの
- 受験時にメガネをかける場合はメガネをかけて撮影する
郵送による書面申請
- 願書入手(願書配布場所で受け取りもしくは願書を郵送請求)
- 願書記入
- 受験料支払い
- 書類の郵送(願書・払込証書・免除申請書類を郵送)
書面申請の場合は、まず願書を入手しなければいけません。配布場所にて受け取るか、事務局に郵送請求しましょう。
配布場所の住所がほぼ東京都なので、書面で申請したい場合は郵送請求することになりそうです。
願書配布場所
- 日販セグモ株式会社内 全国通訳案内士試験事務局
- JNTOツーリスト・インフォメーション・センター
- 各都道府県全国通訳案内士試験担当部署
- 一般社団法人 日本観光通訳協会
- (協)全日本通訳案内士連盟
1. 郵送請求
郵送請求には締め切りもありますので、時間的に余裕を持って手続きしましょう。切手を貼った返信用封筒を『日販セグモ株式会社内 全国通訳案内士試験事務局』まで送付しましょう。返信用封筒の準備には細かい注意点がありますので、出願要項を確認しましょう。
2. 願書記入
出願要項に記入例が記されているので、それを参考に記入できます。さすが国家試験だけあって、説明も丁寧にされています。願書がどのようなものかイメージできるように写真を掲載しておきます。
3. 受験手数料の支払い
申請方法によって、受験手数料の支払い方法も変わってきます。
電子申請では『クレジットカード払い』もしくは『コンビニエンスストア払い』のみになります。
書面申請での支払い方法は『郵便振替』もしくは『銀行送金』になります。
抑えておくべき点は次の2点です。
- 手数料は申請者負担であること
- 振り込み明細票などを取得しておくこと
郵便振替をした場合は『振替払込受付証明書』、ATMからの振り込みの場合は『振込明細票』、インターネットバンキングの場合は『振込完了確認画面』をプリントアウトして、願書と一緒に送付します。
電子申請の場合はその必要はありません。
受験手数料は11,700円+振込手数料です。科目免除による減額はありません。また領収書の発行も基本的に行っていないとのことです。ただし、必要な場合は願書受付期間内に事務局へ連絡しましょう。
さいごに
電子申請が可能とはいえ、免除申請する場合は郵送が必要であったり、細かい指定がいくつもあったりするなど少し複雑な印象です。
申し込み方法が一元化できたら、コストを抑えられるし、受験者も分かりやすくなっていいと思うんですけどね。
受験申し込みのイメージができたら、さっそく勉強開始です。ますは過去問を解いてみて、問題の形式と傾向をつか無事から始めましょう。JNTO公式サイトにて、過去5年分の過去問が公開されています。
以上です。この記事が少しでも役に立てば嬉しいです。