【接続法は5パターン】スペイン語の直説法と接続法の違いとは

接続法アイキャッチ 意味
スポンサー
想定している読者
  • スペイン語の学習を進めてきたけど、接続法で少しつまずいた人
  • 直説法と接続法を使い分けたい人
  • どんな時に接続法を用いるのかを知りたい人

スペイン語学習でつまずく点の一つに「直説法と接続法の違い」があります。特に、動詞を活用する際に直説法を使うのか、接続法になるのか悩んでしまうというのがあります。

そこで本記事では『直説法と接続法の違い』や『 接続法とは何か』、『接続法がどういう時に使われるのか』について説明していきます。

Yuki
Yuki

・元高校数学教師

・JICA青年海外協力隊OV(パナマ隊員)

・久米島の地域おこし協力隊員

スペイン語学習者のハードルを下げるために、当サイトを運営しています。一緒にスペイン語の可能性を広げていきましょう。(DELE B1,SIELE 616点所持)

初心者向けの接続法学習教材 販売中/

この記事では上記の教材を用いて解説していきます。

スポンサー

接続法の意味と用法

直説法は、事象を客観的に述べるのに対して、接続法は『話者の主観』を入れたものです。

例1)

例えば、「明日は遠足がある」というのは事実であり、事象を客観的に述べています。それに対して、「明日は晴れてほしい」というのは話者の願望です。これはまだ起こっていない(事実ではない)非現実のことです。

「明日は遠足がある」 
– Yo voy a participar en un excursión mañana.

「明日は晴れてほしい」
– Quiero que mañana haga buen tiempo.

例2)

別の例をみてみましょう。「君は勉強していない」というのは見てわかる事実であり、これを述べるときは直説法を用います。それに対して「私は君にもっと勉強してほしい」という願望を述べるには接続法を用います。

「君は何も勉強していない」   
– No estudias nada.

「私は君にもっと勉強してほしい」
– Quiero que estudies más.

上の2つの例から分かるように、接続法の理解を深めるためのキーワードは『非現実』です。実際には起こっていない事柄について、話者の願望や感情を乗せて述べる場合には接続法が使われます。また、まだ起きていない事柄というのは、不確実な事柄とも言えます。そのため、「たぶん〜」のような推測の副詞とともに接続法が用いられたりします。

接続法は5パターン

ここでは、接続法の外観を掴むことを目的とします。接続法が使用されるのは次の5パターンです。

接続法の用法5パターン
  • 名詞節
  • 形容詞節
  • 副詞節
  • 独立用法
  • 仮定文

これらの言葉は重要ではないので覚える必要はありませんが、パターン化しておくことは、今後出会う様々な例文の中に使われている接続法を理解するための助けになると思います。

また5つそれぞれの中に細かく分類はありますが、それについては別の記事で紹介していますので、そちらをご覧ください。

名詞節形容詞節副詞節独立用法仮定文
願望
感情
無人称表現
否定疑い

依頼進言
関係詞節 que時の接続詞
譲歩の接続詞
目的の接続詞
条件の接続詞
推測接続詞 Si

名詞節

名詞節に接続法が現れるというのは、接続法を含む名詞節が『主語』や『目的語』になるということです。接続詞 que が名詞節を導いており「〜ということ」という意味になっています。

Quiero [ que estudiesel español más ].
– 君にもっとスペイン語を勉強してほしい。
– [君がもっとスペイン語の勉強をするということが]欲しい

解説
[ ]の部分が動詞 Querer の目的語になっています。

No me importa [ que estudies el español o no ].
– 君がスペイン語を勉強しようがしまいが、私は構わない。
– [君がスペイン語を勉強するかどうかということは]私にはどうでもいい。

解説
[ ]の部分が文の主語になっています。

形容詞節

これは接続法を含む節が、名詞を修飾するなど形容詞的な働きをするということです。関係詞 que と伴って使われます。

Estoy buscando a un japonés [ que sepa hablar el español ].
– 私はスペイン語を話せる日本人を一人探しています。

解説
[ ]の部分が先行詞の un japonés を修飾しています。私はスペイン語を話せる日本人を探していますが、その人は『いるかどうかまだ分からない』わけです。つまり、まだその人物像は具体化していないと言えるので、接続法を用います。

副詞節

副詞とは、一般的に動詞や形容詞を修飾するものなので、例えなくても意味は通じます。それは接続法を含む副詞節でも同様です。

Te voy a enseñar el español [ a condición de que lo estudies con empeño ].
– 私は君にスペイン語を教えてあげるよ、君が根気強く勉強するという条件で。

解説
[ ]の部分が副詞句になっています。「君』が根気強く勉強するかどうかは、この段階では分からないので、不確実の未来の事柄です。したがって、接続法を用います。[ ]の副詞句自体がなくても、文章は成り立ちます。

ここでの a condición de que(〜という条件で) のように、副詞(句)や前置詞と接続詞 que がセットになった接続詞や特定の接続詞が導く節内にて接続法を適用します。

副詞節を作る接続詞例
  • cuando
  • aunque
  • para que
  • a condición de que

独立用法

推測の副詞(句)と共に使われ、その後に続く動詞は接続法を用います。ただし、これは話者の確信度によって、直説法を伴うこともあります。

Quizá él venga unos minutos después.
– おそらく、数分後に彼はくるでしょう。

解説
推量の意味を持つQuizá の続く動詞は接続法をとることがあります。確実性によって、接続法か直説法かを使い分けます。確実性の高い順から『直説法現在形』→『直説法未来形』→『接続法現在形』です。確実性の低い事柄に対して、接続法を用います。

仮定文

Si を用いた条件文と混同することがありますが、非現実なことを仮定して述べる場合は、『Si + 接続法』で表現します。

Si yo hablara bien español, conversaría más con ellos.
– もし、うまくスペイン語を話せれば、彼らともっと会話するのになぁ。

解説
Si の仮定節に接続法過去 hablara があります。「今スペイン語をうまく話せていない」という現実があって、それを嘆く形で「うまく話せたらなぁ」と非現実のことを述べています。そのため、接続法を用います。

まとめ

本記事をまとめます。

■ 直説法はありのまま事実を述べるのに対して、接続法は話者の主観を入れて述べる
■ 接続法を理解するキーワードは『非現実
■ 接続法の用法は5パターン(名詞節•形容詞節•副詞節•独立用法•仮定文)に分けられる

以上です。

ここまで読み進められた読者の方は接続法がどのように使われるか理解できたのではないでしょうか。本サイトでは、全てのパターンについてそれぞれ記事にまとめていますので、一つひとつ見ていけばより深く理解できると思います。

独学で接続法を学習する際に手元に置いておくと安心できる教材を比較検討しました。問題をどんどん解いて、吸収しましょう。
関連 【初心者向け】接続法テキストを4冊比較【スペイン語】

初心者向けの接続法学習教材 販売中/

今回の使用教材の内容などについてはこちらの記事で紹介しています。

\閲覧ありがとうございます/
当サイトはスペイン語学習者の勉強のハードルを下げることを目指しています。

Caminando hacia... のコンテンツが役に立ったという方はサポートしていただけると励みになります!