本記事では、Invitarの用法を10の例文で説明していきます。どのように活用されて、その用法にはどんなものがあるのかを紹介していきます。Invitar の構造はシンプルなのですぐに覚えられると思います。
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INVITARの活用
INVITARは非常によく使われる動詞ですが、その使用方法は限定的です。活用練習する前に、例文を通して用法の理解に努めましょう。
直説法
現在形
点過去形
線過去形
未来形
過去未来形
接続法
現在形
直説法現在形一人称単数形の語幹 invit- が接続法現在形の活用母体になります。その語幹に -er, -ir動詞の活用語尾 e, es, e, emos, éis, en をくっつけます。
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過去形
直説法点過去形三人称複数形の語幹 invitar- が接続法過去形の活用母体になります。
INVITARの意味と用法
Invitarの基本的な意味は『誘う』です。自動詞としての用法もありますが、他動詞として用いる方が多いみたいです。「誰かを何かに誘う」が基本的な型です。
他動詞とは「〜を誘う」の「〜を」の部分が必要な動詞のことで、この部分を直接目的語と言います。Invitar は直接目的語として『人』が入ります。
つまり、人を何かに誘うわけです。その『何か』が場所なのか、物なのか、不定詞(行為)によって、意味を考えればいいわけです。
「どこどこに招待する」の『〜に』が前置詞 a です。そのため Invitarは基本前置詞 a がつくと考えると簡単です。
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前置詞aの後ろには「場所」や「モノ」だけでなく、不定詞も持ってくることができます。『人を〜することに誘う』もしくは『人が〜するように誘う』と考えます。
Invitar alguien a 場所
Mi compañero me invitó a la casa para presentar su familia.
同僚が家に招待してくれた、家族を紹介するために。
解説
例文中のMeが直接目的格代名詞です。「私を」という意味です。動詞の後ろの句を見て、「私を」何に誘ったのかを見てみます。
前置詞a の後ろは a la casa となっています。これは「家に」という意味で”場所”を示しています。つまり、『私を家に誘う(招待する)』という意味になります。
La he invitado al cine que le gusta.
彼女が好きな映画に(彼女を)誘った。
解説
直接目的格代名詞が La になっています。これは「彼女を」という意味です。Invitarの後ろを見てみると、al cine となっていますので、「映画に誘った」ということがわかります。
Si me hubieras invitado a la fiesta anoche, lo habríamos pasado mejor.
もし昨夜パーティに誘ってくれたら、もっと楽しめただろうに。
解説
私を(me)をパーティ(a la fiesta)に誘ったということですね。それよりも文法の構造が少し難しいかもしれません。
「Si + 接続法」の仮定文を用いています。実際には起こっていない非現実のことを表現するのに使います。「実際にはパーティに誘われなかったけど、誘ってくれたら・・・」ということを話しています。
Siを用いた仮定文については以下の記事で解説していますので、参考にしてください。
Invitar alguien a 物
Te voy a invitar a una cerveza si la quieres.
君にビールを一杯おごるよ、欲しければね。
解説
例文中のTeは直接目的格代名詞で「君を」という意味です。動詞の後ろの句を見てみると、a una cerveza「ビール」となっています。したがって『君にビールを奢る』という意味になります。
No creí que él me invitara a una comida japonesa.
日本食を奢ってくれるとは思わなかった。
解説
直接目的格代名詞はme「私を」、何に誘ったのかはa una comida japonesa「日本食に」ということになります。したがって『日本食を私に奢ってくれた』となります。
ここでは、動詞Creerを使って否定的意見が述べられているので、que 以下は接続法をとります。否定的意見に関しては以下の記事で解説していますので、よければご覧ください。
Le voy a aconsejar que él la invite a una cena.
彼にアドバイスするよ、彼女に夕食をご馳走するように。
解説
que 以下の節にInvitarがありますので、そこを見ていきましょう。直接目的格代名詞がla「彼女を」、何に誘ったのかはa una cena「夕食に」ということになります。
そのまま『彼女を夕食に誘う』と考えてもいいですし、『彼女に夕食をご馳走する』と考えてもいいです。
例文中のaconsejarなどの助言・依頼の動詞は不定詞や接続法を伴います。
Invitar alguien a 不定詞
Mis padres invitaron a mi novia a cenar en la casa por primera vez.
両親が私の彼女を初めて夕食に招待してくれた。
解説
Invitarの直接目的語がa mi noviaです。直接目的語が人の場合はa+人で表しますので注意してください。
何に誘ったのかというとa cenarとなっているので、「夕食をとること」に誘ったということです。
Lo invitamos a participar en el curso de español.
私たちは彼がスペイン語の講座に参加するように誘います。
解説
a participar なっていますので、『彼を(lo)参加するということに誘う』という意味になります。何に参加するのかが前置詞en 以降の en el curso de español です。particiar en で「〜に参加する」という意味です。
つまり、『彼がスペイン語講座に参加するように誘う』となります。このように前置詞 a の後ろに不定詞を持ってくることで、表現に幅が出ます。
Eso invita a pensar en la situación económica del país.
そのことは国の経済状況について考えさせる。
解説
例文中に直接目的格代名詞はありませんが、一般的に人々全員を指しています。もしくはnosを入れてもいいかもしれません。
何に誘うのかを見てみると、pensarですので「考えること」です。la situación económica del país 「国の経済状況について」考えるという意味です。言い換えると『国の経済状況について考えさせてくれる』が良さそうです。
まとめ
記事の内容をまとめます。
以上です。この記事がスペイン語学習に役立てば嬉しいです。
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