動詞 Pasar を11の例文で攻略!【スペイン語】

Pasar スペイン語
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想定している読者
  • スペイン語の動詞Pasarの意味や用法を知りたい人
  • Pasar の使い方を例文を通して理解を深めたい人
  • Pasar を用いた例文を探している人

Pasar を辞書で引くと、いろんな意味が出てきますが、少し複雑で難しいと感じる方もいるはずです。そこで、今回は『Pasar』について11の例文を用いて用法を確認していきましょう。

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Pasar の意味と用法

動詞 Pasar は用法が多いこともあり、使用頻度は高いです。ただし自動詞としての意味と他動詞としての意味は似ていますので、比較的覚えやすいと思います。では、今回は Pasar を紐解いていきます。

自動詞としてのPasar

まずは自動詞としての用法を見ていきましょう。基本的な意味は「何かが過ぎる」と捉えるといいと思います。Pasar の主語と、その後に続く前置詞によって、意味が変わります。

自動詞 Pasar の考え方
  • ある主語が場所を「過ぎる」は『通る』と考える。(他動詞でも表現できます)
  • 出来事が「過ぎる」は『起こる』と考える。
  • 時が「過ぎる」はそのまま『時間が過ぎる』と考える。
  • 何かが限界を「過ぎる」は『超える』と考える。

などです。主語によって、意味・ニュアンスが変わり、それに伴う前置詞が変わるというイメージです。

Pasar (時間が)過ぎる・(出来事が)起こる

主語によってPasarの意味が変わります。

La casa va empeorándose a medida que pasan los años.
家は時間が経つにつれてだんだん劣化していく。

解説
副詞節 a medida que 以降の部分が該当箇所です。副詞節 a medida que + 直説法 で「〜するにつれて」という意味になります。副詞節の主語は los años です。時が主語ですので「年が過ぎる」と考えるといいでしょう。そのため副詞節は「年が過ぎるにつれて」となります。

¿Qué te pasa? – No, no pasa nada.
どうしたの? – ううん、なんでもないよ。

解説
¿Qué te pasa?はよく使用される声がけです。¿Qué te pasa? 他にも、¿Qué pasó?などもありますが、間接目的格代名詞『に格』を用いて(例文中はte)、誰に対して「どうしたの?」と声をかけているのか明確にすることがあります。定型文ですので、覚えてしまいましょう。前半の分を直訳すると「君に対して何が起こったの?」となりますが、自然になるように「何があったの?」とか「どうしたの?」というように意訳して考えます。

Pasar + por + 場所・人 ~を通る

Mañana pasa por mi casa. – Sí, pasaré por ti en la tarde.
明日、私の家寄っていって。- うん、午後に君のトコ寄っていくね。

解説
Pasar の後ろに前置詞のpor がありますので、どこか場所を「通る」という意味になります。por の後ろに場所がきます。前半は mi casa ですので「私の家を通る」、つまり「私の家に寄る」ということです。後半の文は、por の後ろに ti がきていますが「君のところに寄る」ということです。例えばpor mi を使えば、前半の文は「Mañana pasa por mi 」でも通じます。ただし意味は「私の家」というよりも「私がいるところ」というニュアンスになります。

Pasar + de + 場所[a + 場所] ~から[~へ]移動する

La epidemia pasó de una vez de China a otros países el año pasado.
伝染病は、昨年中国から他の国々に一気に広がった。

解説
前置詞de や a を伴うと、どこどこから、どこどこへ「移動する」という意味になります。pasar のすぐ後ろにあるde una vez は熟語表現で「一気に」という副詞句です。主語がLa pandemia ですので、伝染病が過ぎるわけですが、これだけだと意味が通じません。場所が必要です。そこで、例文の後半部分を見てみましょう。場所を伴って、前置詞de は「〜から」を表し、前置詞a は「〜へ」を表します。 つまり『中国から他の国々へ』広がったとなります。

Pasar + de + 名詞 (重量などが)超える

Mi maleta pasó de límite de peso al facturar en el aeropuerto.
空港でチェックインする時、私のスーツケースは重量超過していた。

解説
Mi maleta スーツケースが主語です。それがpasó 過ぎてしまったということですが、これだけだと何かが足りないですね。スーツケースは時間でも出来事でもないですので、何を過ぎたのかを前置詞を伴って、表現します。前置詞de を用いて「超える」という意味があります。pasó de límite de peso つまり、重量制限を超えたとなります。

他動詞としてのPasar

続いて、他動詞としての Pasar を見ていきましょう。基本的な意味は「何かを過ぎる」と捉えるといいと思います。他動詞は直接目的語を伴いますので、Pasar の後ろにくる目的語に注目することで、意味を捉えることができます。

(場所を)通る

El tren estoy pasando un puente que comunica con la isla.
電車は島と通じている橋を渡っている。

解説
estoy pasando の後ろに直接目的格代名詞『を格』である un puente (橋)がきていますので、動詞pasa は他動詞として働いていることがわかります。「橋を過ぎる」、つまり「橋を通る」と考えます。①のように自動詞として使用するなら「El tren estoy pasando por un puente」となります。

「場所を通る」ことを言いたい場合は、あまり難しいことを考えずに前置詞por を入れてもいいし、入れなくてもいいし・・・くらいの感覚でいましょう。私個人の体感としては、por を伴って自動詞として用いている方がよく聞きます。

(何かを)移動させる

He pasado la silla que ayer compré del coche a la casa.
昨日買った椅子を車から家に移動させた。

解説
直接目的格代名詞『を格』に la silla がきていますので「(椅子を)移動させる」という意味になります。その場合は、前置詞 de(どこから) や a(どこへ)を伴います。誰か人のところへ移動させる場合は、a + 人となりますが、間接目的格代名詞『に格』として省略することがあります(省略することの方が多いと思います)。例えば「塩を取ってくれる?」と言う場合は「¿Me pasas la sal?」となります。このme が間接目的格代名詞『に格』にあたります。la sal を「私のところへ(私に)」移動させる、ということです。

(時を)過ごす

Pasé toda la noche haciendo una tarea. Así que me muero de sueño.
一晩中宿題をやって過ごしたよ。だから眠くてたまらない。

解説
Pasar の目的語として「時」が来た場合は、(時を)過ごすという意味になります。pasé の後ろに toda la noche が来ていますので、『一晩中ずっと過ごした』ということになります。Pasar の活用形がpasé となっているので、主語は『私』です。何をして過ごしたかを示すのに、副詞句(haciendo una tarea)などを用いることがあります。

(試験に)合格する

Me gustaría pasar el examen DELE en noviembre.
できれば 11 月に DELE の試験に合格したいなぁ。

解説
直接目的格代名詞『を格』に el examen などの「試験」を表す単語が来た場合は「試験を過ぎる」つまり『試験に合格する』となります。日本語でも試験をパスすると言いますね。

よく使われる熟語表現

ここからは番外編です。よく使われる熟語表現を紹介します。

Lo que pasa es que :実は〜ということです

Lo que pasa es que le dije la mentira a mi amigo.
実は、友人に嘘をついてしまったんだよね。

解説
直訳すると「起こっていることは que 以下です」ということです。前言に反して何かを言う時などに使われます。que 以下の時制は何が来てもいいので、非常に使い勝手がいいと思います。

pasarlo bien:楽しく過ごす

¿Cómo lo pasas? – Sí, lo paso bien.
調子はどうだい? – うん、楽しんでいるよ。

解説
Pasarlo bien で一つの表現です。『楽しく過ごす』という意味になります。ラテンアメリカではlo の代わりにla になることもあるみたいです。パナマに住んでいましたが、聞いたことはないです。誰かに楽しいか聞かれた時の返答に使えます。

以上です。

他の動詞については動詞の自主学習室にてまとめてありますので、そこから気になる動詞の用法を確認してみてください。

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