- Netflixでおすすめのドキュメンタリー映画・ドラマを知りたい人
- スペイン語で中南米諸国の文化などを学びたい人
- Netflixでスペイン語の勉強をしたいと考えている人
この記事では、中南米の文化を楽しみながら学べるドキュメンタリー映画やドラマを紹介します。
Netflixを使った学習方法が話題になったりしますが、筆者はドラマや映画でスペイン語を勉強すべきでないと考えています。
勉強目的で見るのではなくて、ドラマや映画を十分に楽しんだ結果、「あのシーンのセリフが気に入った」とか「もう一度観てみよう」ということになると思うのです。
まずは作品自体を楽しむことが大事です。
おすすめドキュメンタリー3選【スペイン語】
中南米の文化を学べるといっても、主に食文化についてです。
その国の食文化を知ることは、国の人たちの生活習慣を知ることになりますし、何より見ていて楽しいです。
Netflixでスペイン語を学ぶというよりも、スペイン語を通してスペイン語圏の文化を学ぶということです。
\紹介するドキュメンタリー/
アサード・ガウチョのBBQのみ映画になっています。そのほかの2作品はシリーズものになっています。
タコスのすべて
概要
多彩なバラエティを誇るメキシコ生まれの人気料理タコス。その知られざる長く豊かな歴史や、おいしさの秘けつ、人気店などを幅広く紹介する。
(Netflix公式より)
おすすめする理由
メキシコの伝統料理といえばタコスですが、そのタコスには地域や調理方法によって、多くの種類のタコスがあります。
それらを1種類ずつドラマチックに紹介してくれるのが『タコスのすべて』です。現在シーズン2まで配信されています(2021年1月時点)。
各エピソード30分前後で観られるので、スキマ時間にサクッと見ることができます。それなのに、各エピソードの内容が非常に濃いです。
たった1種類のタコスでよくこれほどのドキュメンタリー映像が作れるなぁと感心します。
実際にタコスを調理しているだけではなく、そのタコスが生まれた歴史やそれに人生をかけている人の考え方なども観れます。
ただのタコス動画にあらず、メキシコ人の生き様を知ることができます。文化をテーマにしたドキュメンタリーの面白さはここにあると思います。
ストリート・グルメを求めて:ラテンアメリカ
概要
豊かな食文化を守り、時には新しく生まれ変わらせるラテンアメリカの料理人たち。地元の人たちを喜ばせる素朴な一皿に秘められた物語を追うドキュメンタリー
(Netflix公式より)
おすすめする理由
このシリーズは、料理の歴史や作り方を観ていくというよりも、料理人がどういう思いで料理を提供しているのかを観ていきます。どんな人生背景があって、今に至るのか。その過程を楽しめます。
シーズン1
- アルゼンチン:ブエノスアイレス
- ブラジル:サルバドール
- メキシコ:オアハカ
- ペルー:リマ
- コロンビア:ボゴタ
- ボリビア:ラパス
各エピソード30分前後で非常に手軽に見ることができます。それぞれ主人公の料理人が2,3人いて、その人たちの人生や料理に対する思いをインタビュー形式で観ていきます。
様々な料理を観てお腹が空いてくるので、空腹時に見るのは危険です。
中南米では『市場』の存在が大きいですが、そこを中心に物語が展開してくのも面白いです。個人的に好きな回はコロンビア・ボゴタ編です。
筆者はJICA海外協力隊としてコロンビアの隣の国パナマにて活動していたこともあるので、比較的食文化が似ているコロンビアの物語は懐かしく感じました。
アジア編では日本の大阪を紹介したエピソードもあります。
アサード・ガウチョのBBQ(映画)
概要
伝統的なバーベキューという1皿に凝縮されたアルゼンチンの文化や習慣、そして食事をユニークな視点から分析する。人々の食習慣に根付く肉料理とは?
(Netflix公式より)
おすすめする理由
最初に言っておきますが本作品はB級感溢れるドキュメンタリーです。
スペイン語に親しみがある人かアルゼンチンの食文化(BBQ)を知りたい人にはおすすめできますが、それ以外の人は見ても飽きてしまうでしょう。
それにアルゼンチン風B級感を味わいたい人にも見て欲しいです。
ドキュメンタリー構成
- 牛肉加工
- どこが発祥なのか問題
- ガウチョのラップ
- スプーンで切れるお肉
- ソーセージ加工とBBQの歌
- BBQの専門学校
- BBQは男のもの!?
- 肉の芸術家
- BBQによる健康問題
- 工事現場でのBBQ
- 肉の焼き加減と政治思想
- 初めてショートリブを食べる赤ちゃん
- 肉のソムリエ
BBQだけで1作品ができるのが驚きです。
構成を見てもらえば分かると思いますが、かなりユーモアのある作品です。
インタビュー時のやりとりの不慣れさがB級感を醸し出していますが、これがまたユーモアです。インタビュアーの質問に答えないシーンがあったりもします。
BBQチャンピョンに「ベジタリアンに何か言いたいことは?」と聞いて、沈黙の後に『Nada(何も)』ですから。
アルゼンチン人はBBQにかける思いが強いことがよく分かりました。たまに日本に対抗心を燃やしてきたりします。
まとめ
以上です。スペイン語のおすすめドキュメンタリー3選でした。
ぜひNetflixで視聴してみてください。
この記事が少しでも役に立てば嬉しいです。