Podcast 配信アプリAnchor使い方まとめ【初心者向け】

- Podcast 初心者
- 収録などの機材は何も持っていないけど、配信を始めたい人
- Podcast を始めたいけど、Anchor では何ができるのかを知りたい人
- Anchor がなんかいいと聞いてきた人
Podcast をこれから始める方にオススメなのが『Anchor』での番組配信。この記事では Anchor でできることを一つずつ見ていきます。
初心者の人にまず話しておきたいのは『収益化の問題』です。現在 Podcast は一部の方法を除いて、収益化は難しいです。今後、広告による収益化が進む可能性はありますが、Youtube のように利益を出すことは難しいと考えてください。
関連 Podcastは収益化できるのか【Anchor視点】
一部の方法というのは、Podcast とは異なる音声プラットフォーム(Voicyなど)を利用する方法やSpotify の専属 Podcaster になる方法などです。
筆者は2020年5月にスペイン語学習Podcastを始めました。その際に考えたのは、初心者がすぐに始められる方法はないかです。そこで出会ったのが、今回のテーマ『Anchor』です。
Anchorとは

Anchor とは Podcastを簡単に収録、編集及び配信することができるプラットフォームです。以前、Spotifyが買収したことでも話題になりました。
Podcastを作成、配信することができるプラットフォームはいくつかありますが、その中でも簡単に作業できるひとつが Anchor です。Anchor は iPhone, iPad, PCどれでも使用することができます。
どんなことができるのかは後述します。
Podcast を始める初心者にオススメ
Anchor の最大の特徴として「端末一つでPodcast作成から配信まで完結することができる」というのがあります。
つまり、PCを持っていなくても、iPhoneを持っていれば簡単に自分の番組を持つことができるということです。
Podcastを始めたいけど、どうやって始めていいかわからない初心者にとって、最初に抱く疑問は「機材は何か揃えないといけないのか」ということだと思います。
Anchorを使うという選択肢をすれば、そんな疑問を抱くこともないでしょう。
関連 【完全初心者向け】Podcast 配信の始め方大全【簡単】

Anchor に新規登録


初期画面はこんな感じ。メールアドレスもしくは、FacebookなどのSNSのアカウントを用いて登録・ログインをします。登録はもちろん無料です。

アプリのダッシュボード(iPad版)はこちらです。項目としては、以下のものがあります。
- エピソード
- アクテビティ
- アカウント設定
- ポッドキャストの設定
- ポッドキャストの配信
- 分析

エピソードをいくつか配信すると、上記の項目に加えて「金額」というタブが追加されます。ここでは、収益化に向けての設定ができます。*日本はまだ対応していません(2021年12月現在)
登録が済んだら、まずはプロフィール設定とポッドキャストの設定を行いましょう。それができたら、収録へと進めます。
「エピソード」画面では、配信したエピソードの編集ができます。
「アクティビティ」は通知画面です。リスナーが登録してくれた際などに通知してくれます。
「アカウント設定」ではアカウントの管理ができますが、もしブログなど自身のWEBサイトを持っている場合は、こちらで連携できます。
「ポッドキャストの設定」では、番組についてのさまざまな設定ができます。
- 番組名
- 番組概要
- 番組のカテゴリー
- 番組の言語
- カバーアート
Anchor で配信すると、Anchorのロゴがカバーアートの右上に追加されます。デフォルトではオンになっていますので、Anchor のロゴが不要な人はオフにしましょう。
「ポッドキャストの配信」では、視聴可能なプラットフォームの設定・確認ができます。
「分析」では、番組の視聴状況などのグラフを確認することができます。詳しくは後述します。
Anchorでできること

- 収録・編集
- 配信
- 分析
筆者は iPad版Anchor で Podcast の作成、配信をしているので、今回はそれをメインで解説していきます。Anchor が持つ機能などは同じですので、iPhone、PC版で配信を考えている人も参考になると思います。
1. 音声の収録・編集【プリセットが充実】

こちらが収録画面になります。できることを見ていきましょう。収録画面には以下のタブがあります。
録音
ここのタブから、自分が使用しているiPad(iPhone, PC)の内蔵マイクを使用して、録音を開始することができます。ワンタップで始められるのは非常に楽です。録音した音源は「開始」と「終了」だけトリミングが可能になっています。
また、バックグラウンドミュージックも挿入可能です。プリセットのサウンドを使うか、自分が持つ曲をインポートして使うこともできます。
友達とレコーディング
この機能はまだ使用したことはありませんが、同じ場所にいなくてもインターネット経由で誰かと一緒に収録することができます。
『友達を招待する』ボタンを押し、同じくAnchor を使用している人やメールやSNSなどを経由して友達を招待します。友達を待っている間に流れる音楽が可愛くて好きです。
音声メッセージ
この機能では、自分が作成したエピソードのリンクをリスナーや自分の友人などに送り、その人にエピソードをシェア、宣伝する音声メッセージを作成してもらうことができます。
受け取った相手は、送られてきたリンクをタップすると、マイク使用の要求がされ、許可をすると録音が始まります。
SNS等を使って、自分で宣伝するのが基本の中、誰かに音声メッセージを作ってもらって、宣伝してもらうのは斬新で面白い機能だと思います。
間奏・サウンド
このタブには、途中に挿入できる効果音や様々なサウンドがプリセットされています。これらを使用すれば、自分好みのエピソードを簡単に作れます。
曲
ここでは、自分のエピソードにSpotifyの曲を自分の番組に追加することができます。
以前は「Spotifyプレミアム会員でないと使えない」とか「30秒だけ挿入可能」などの制限がありましたが、アップデートにより、ノーカットで曲を追加することができるようになりました。
ただし、挿入しても流れるのは、AnchorとSpotifyからPodcastを聞いてくれたリスナーだけ。

自分の配信で何を優先するか考えさせられます。音楽体験か汎用性か。
筆者の番組の場合、Spotify 経由とApple Podcasts経由で視聴してくれるリスナーが8割を占めています。
自分の好きな曲を流せたら、もっと幅が広がりそうですが、Apple Podcast が個人的は好きなので、非常に迷いどころです。
2. PODCASTの配信


収録した音源に効果音などのサウンドを付け足して、編集できたら配信の準備をします。
右赤枠のところで、音源を追加・削除したり、音源を並べ替えたりします。右下の『公開ボタン』を押すと以下のステップに行きます。


エピソードのタイトル、エピソードの説明などを入力したら、公開まであと少しです。
『いますぐ公開する』のか『予約投稿する』かを選ぶことができます。予約投稿ができれば、毎日投稿するために撮り溜めておくことができます。
3. 番組・エピソードの分析
最後に『分析』機能を紹介します。ここのタブでは簡単な分析をすることができます。
グラフで再生数の変化を見れる


まだまだ駆け出しで、公開するのは恥ずかしいレベル。ここでは「週間」、「1ヶ月」、「3ヶ月」や「すべての時間」軸で、再生回数がどのように変化していったのかを見ることがきます。やっていくにつれて、少しずつ増えていくのは達成感があります。
トップエピソードの再生回数が見れる


前述したエピソードタブでも、それぞれのエピソードの再生回数は表示されますが、エピソード数が増えてくると把握するのが大変になってくるので、伸びているエピソードはどれなのか一目で確認できます。
どのプラットフォームで聴かれているかを確認できる


数あるPodcastプラットフォームの中で、どれを通して、リスナーさんが番組を視聴してくれているかが把握できます。やはり圧倒的に多いのが Spotify です。
他にも「年齢別」や「性別」で分析することもできます。一つのアプリでここまでできるとは、Anchor有能すぎです。
Anchorの使い方が分かったところで、次は実際に収録してみましょう。やってみなきゃわからないこともあります。
まとめ
記事の内容をまとめます。
以上です。ここまで読んでくださりありがとうございます。