- スペイン語の”L”と”R”の発音が難しいと感じている人
- lとrの発音の違いが分からなくて、うまく発音できない人
この記事では”L”の発音に焦点を当てていきます。
”L”と”R”の発音ができない理由
スペイン語は、英語とは違って日本人にとっては発音しやすいと言われています。なぜなら、ローマ字読みをすればある程度通じるから(ある程度としたのは厳密には少し違う部分があるから)。
しかし、その中でも発音に苦しむとされるのが『LとRの発音の違い』です。Googleの検索でも多く見かけますし、Youtube でもいくつか解説どうがが上がっているほどです。
”L”と”R”の発音ができないのは、音を出す口・舌が”L”と”R”の形を覚えていないからです。
そして、うまく発音できない人に限って『LとRの発音 違い』などで検索をします。そもそもこれが間違いです。
LとRが混同するから難しいのにも関わらず一緒に理解しようとするから発音ができないのです。Lの口・舌の形も、Rの口・舌の形もできていないのに『違い』を理解するのは難しくて当然ですよね。
Youtube などで説明している人たちは、LとRのどちらも発音できる状態ですが、初心者がそれらを理解して発音できるようになるのは難しいわけです。
じゃあ、どうすればいいのかといえば、まずLとRを別々に練習して、それぞれの口・舌の形を作ることです。
l の発音方法
- 舌先を上の歯の裏側にくっつける
- 声を出しながら、舌先を離す
自分の舌に意識を向けて、La Le Li Lo Lu と言ってみてください。
日本語のラ行に近いと思いますが、母国語のそれよりも『舌をくっつけること』を意識しましょう。
発音記号 l がくる4つのパターン
Lの発音記号 l が単語中に現れるパターンは4パターンあります。
- 後ろに母音がくる
- 二重子音の一部
- 後ろに子音がくる
- 単語が l で終わる
l の発音は上の4パターンに分けられます。要するに、4パターンの発音パターンを練習して、口・舌の形を覚えてしえば、Lの発音は習得したと言えます。
後ろに母音がくる単語
Lago, Leche, Límite, Loco, Luego, Feliz, Isla, Saludo
二重子音の一部
Amable, Clase, Empleo, Incluso, Influencia, Tabla
後ろに子音がくる
Alto, Alguien, Bolsillo, Falda, Sueldo, Último
単語が l で終わる
Animal, Español, Hotel, Igual, Móvil, Social
L の口頭練習シート【教材】
L の発音が難しい人のために、L を徹底的に練習できるように、パターン①〜④にしたがって、単語をまとめました。
練習しやすいように以下のものは除外しました。
- Rは含まないもの
- パターンが複合するもの(例えばCálculoはパターン)
パターンが複合しているものについては、あくまで4パターンの口・舌の形を覚える目的から今回は除外してあります。
以上です。スペイン語学習に少しでも役に立てば嬉しいです。