【願望の表現】スペイン語で「〜して欲しい」を言う【接続法】

接続法 願望 スペイン語
想定している読者
  • 接続法を使って『願望』を言いたい人
  • スペイン語で、他人に「何かをしてもらいたい」と言いたい人
  • スペイン語の接続法を学びたい人

自分の願望を他人に伝えるにはどうすればいいでしょうか。

願望には「自分が〜したい」という自分への願望と「他人に〜してもらいたい」という他人への願望があります。

Yuki
Yuki

「自分が〜したい」と言いたい時は「Quiero + 不定詞」で良さそうでだけど。

この記事では、願望表現の使い分けを解説します。

例文で構造理解していってください!
記事の要約
  • 自分の願望は「願望の動詞 + 不定詞」
  • 他人への願望は「願望の動詞 + que + 接続法」
  • 他人への願望は複文になるため、時制の一致に注意する
目次

願望の動詞の使い分け

接続法の用法は大きく5パターンに分かれますが、今回の表現『願望』は名詞節での用法になります。名詞節とは名詞の働きをする文・かたまりと捉えてください。その名詞節の中で接続法が用いられます。
関連 【接続法は5パターン】スペイン語の直説法と接続法の違いとは

自分が「〜したい」と言いたい場合と、他人に「〜して欲しい」と言いたい場合とでは、表現が異なります。

自分の願望
他人への願望
  • 自分が「〜したい」
  • 単文
  • 願望の動詞 + 不定詞
  • 他人に「〜してほしい」
  • 複文
  • 願望の動詞 + que + 接続法

ここでの que は接続詞ですが、自分への願望は単文で表現でき、他人への願望は que を用いて複文にします。

複文にすると、主語と動詞が2つ以上出てきますが、特に動詞に関しては区別するために que 内の動詞を接続法にします。

願望表現の使い分けのポイントは、他人への願望「誰々に〜してほしい」という表現は接続法を用いるという点です。

また、主節の時制によって、従属節の時制が変化しますので、そこだけ注意しましょう。

願望の動詞リスト
  • Querer que 接続法「〜に…してほしい」
  • Esperar que 接続法「〜が…することを期待する」
  • Desear que 接続法「〜が…することを望む」
  • Tener ganas de que 接続法「〜に…してほしい」
  • Preferir que 接続法「〜が…するほうがいい」
  • Me gustaría que 接続法「できれば〜に…してほしいのですが」
  • Quisiera que 接続法「できれば〜に…してほしいのですが」
  • Intentar que 接続法「〜が…するように試みる」
  • Ojalá que 接続法「どうか〜でありますように」
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願望表現の使い方

主文が現在時制

Yo prefiero estar aquí.
私は(どちらかといえば)ここにいる方がいい。

Yo prefiero que Ud. esté aquí.
私は(どちらかと言えば)あなたにここにいてほしい。

解説
動詞 preferir は「〜の方がいい」という意味の願望の動詞ですが、動詞の行為者(例文中では、私Yoです)が自分の願望を述べる場合は『preferir + 不定形』になります。

それに対して、他者(例文中では、あなたUd.)に対して「〜してもらった方がいい」という場合は、que + 接続法になります。

主文の動詞 preferir が現在時制をとっているので、従属文も現在形、つまり接続法現在形になります。

主文が過去時制

Quería ir a Panamá.
私はパナマに行きたかった。

Quería que mi novia también fuera a Panamá.
私は彼女にもパナマに行って欲しかった。

解説
主文の動詞querer は「〜したい」という意味の願望の動詞です。どちらの例文も主文の動詞はQuería ですので、過去時制になっています。願望の対象が他人に対しての場合は「接続法」を用います。ここまでは、先程の例と同じです。

ここでは、主文の動詞が過去時制の場合は、従属文も時制をずらして接続法過去になります。

その他の時制

Quisiera que mi novia también fuera a Panamá.
Me gustaría que mi novia también fuera a Panamá.
私はできれば彼女にもパナマに行って欲しいんですが。

解説
Quisiera やMe gustaría は「できれば〜」という婉曲表現で使われます。quisiera は『接続法過去』で、Me gustaría は『直説法過去未来』です。これらが主文の動詞として使われる時は、従属文も過去時制になります。そのため、例文中では動詞Ir が接続法過去形のfuera に活用されています。

まとめ

記事の内容をまとめます。

ニュアンスは理解できましたか
記事のまとめ
  • 自分の願望は「願望の動詞 + 不定詞」
  • 他人への願望は「願望の動詞 + que + 接続法」
  • 他人への願望は複文になるため、時制の一致に注意する

音読は語学習得の1番の近道です。例文をスラスラ読めるようになってきたら、例文を参考に口頭で作文してみましょう。
参考【音読のメリット5選】文章をスラスラ読めるようになりたい人へ【スペイン語】

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関連 【初心者向け】接続法テキストを4冊比較【スペイン語】

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