【スペイン語】単語帳は必要か?その意味と本質を考える

スペイン語 単語帳 必要性
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想定している読者
  • スペイン語学習に単語帳は必要なのかどうか考えている人
  • どんな単語帳を買うべきか迷っている人

初心者には単語帳は必要

スペイン語学習において単語帳は必要だと考えます。しかし、単語帳を使うべきなのはスペイン語学習を始めてから初級文法を習得するまでです。

本記事では、どうしてこの結論に至ったのかを説明します。スペイン語を始めようとしている方々にとって役に立てばと思います。

記事の信頼性

筆者は2019年度にJICA海外協力隊に参加し、そこでスペイン語の学習を開始しました。訓練所にて2ヶ月で初級文法を一通り学習し、DELE B1とSIELE 616点を所持しています(2021年1月時点)。現在もDELE上級レベルを取得できるように学習を続けています。

学習1年目では、単語帳『いちばんはじめのスペイン語単語』を用いて語彙力向上を図りました。現在、この単語帳は使用していませんが、全部で20週はしました。
関連【完全初心者向け】単語帳のルールと進め方【スペイン語】

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単語帳への誤解と本質

単語帳がスペイン語学習に必要かどうかを考える前に、まず単語帳の意味を考えてみます。

私たちの多くは語学を始める際に、まず単語帳を購入しようとします。では、単語帳は何のために買うのでしょうか。単語帳を使おうとする理由は語彙力を向上させたいからです。私たちは単語が語学の基礎になっていることを知っています。

いざ、単語帳を購入する時には、多種多様な単語帳の中から選んで購入するのに迷ってしまいます。しかも、最近は辞書化が進んでいる単語帳も見かけます。単語帳なのに辞書のように情報が多く掲載されているということです。中には『掲載量が8000単語』の単語帳もあります。一見すると、情報量が多く、お得感があり良いように思いますが、単語帳としてはおすすめできません。これらは単語帳が持つ役割と辞書が持つ役割を履き違えています。それなら辞書を使って学習すれば良いわけです。辞書の方が情報量は圧倒的に多いです。

単語帳の本質は重要な単語を効率よく覚えること

単語帳は効率よく単語を覚えるための教材です。膨大にある単語の中から特に重要な単語を1000語ないしは2000語を抜き出して、まとめたものが単語帳です。というよりもそうあるべきです。

それにも関わらず、例文が掲載されているものがあります。例文を観察して、単語の使い方を勉強する(例文分析)のは辞書で行います。なぜなら、単語には複数の意味を持つものが多くあるからです。1単語につき、1例文が掲載されていても圧倒的に足りません。つまり、その例文はあまり意味を持たないということです。そのため、単語帳に例文は必要ないと考えています。

単語帳は必要か

単語帳は入門者の学習を助けてくれるもの

単語帳が重要な単語を効率よく覚えるための教材であることが分かりましたが、単語帳が学習に必要かどうかは別の話です。

初級文法を一通り学習し終えるまでの初心者には単語帳は必要

記事の冒頭でも述べましたが、筆者は『入門者から初心者にとって単語帳は必要だ』と考えます。というよりもあった方がいいと思います。初級者が学習を継続するのに必要なのは、スピード感と成長できているという実感です。やってもやっても覚えられていない状態が続いたり、分からないことが多すぎると学習自体が嫌になってしまいます。そうならないように、重要な部分・単語がまとめられている単語帳を、初心者は有効に使っていくべきです。

入門者・初級者が目指すべきことは、初級文法(直説法〜命令法・接続法まで)を学習し切ることです。単語帳で語彙力を補強しながら、短文例文や練習問題が十分に掲載されている文法書・問題集を解いていくことで初級文法を習得しましょう。

単語帳には頻出単語が掲載されていますし、一般的な文法書や問題集の例文にはそれらの頻出単語が使われていますので、学習がしやすいでしょう。

以上より、学習し始めの頃には単語帳は必要だと結論づけます。

ちなみに、語彙力を向上させる方法としてオススメされるものに「長文を読みながら知らない単語を辞書で調べていく」というものがあります。この方法は①文脈によって記憶に残りやすい②文中での使われ方も学べるなどメリットがありますが、初心者にとって、いきなり長文を読むのはハードルが高すぎます。初級文法が終了している人はどんどん長文を読むべきですが、まだそこまで学習できていない人には効率が悪いです。

逆に、文法を一通り学習し終えた人は、単語帳に頼らずにどんどんスペイン語のニュースや書籍を読むべきです。

初心者向けの単語帳とは?

では、初心者は具体的にどんな単語帳を購入すべきなのでしょうか。

筆者は『ジャンル別で例文なし』のものを選ぶべきだと考えます。ジャンル別であるのは、単語同士を紐付けてまとめて覚えられるからです。例文がいらない理由については、上記で述べました。

単語の掲載量は重要視していません。1000単語だろうが2000単語だろうが、大して変わりません。2000単語だからといって、文法書の例文が劇的に理解しやすくなるということもないでしょう。ただ8000単語は多すぎて、全て覚えようとすると少し大変です。単語帳はあくまでも入門時のお供ですから、必要数を効率よく覚えられ、馴染みやすいものがいいでしょう。

筆者が入門時に使用した単語帳はいちばんはじめのスペイン語単語です。

表紙タイトル価格特徴目次

いちばんはじめのスペイン語単語

1650円

ジャンル別
例文あり
約1600語掲載
CD音源付属

PROLOGUE 基本単語
PART 1 人と五感
PART 2 物と状態
PART 3 家庭生活
PART 4 社会生活
PART 5 文化
PART 6 自然

この単語帳は「例文あり」のものでした。学習をしていく中で例文は必要ないという結論に至りました。単語帳の選び方については以下の記事で詳しく紹介しています。
確認【初心者向け】スペイン語参考書の選び方【どこに着目して教材を買う?】

まとめ

最後に、本記事の内容をまとめます。

  • 単語帳は重要な単語を効率よく覚えるための教材
  • 初級文法を一通り学習し終えるまでの初心者には単語帳は必要
  • 単語帳は掲載量を気にせず『ジャンル別で例文なし』のものを選ぶと良い

以上です。この記事が少しでも役にたてば嬉しいです。

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