想定している読者
- スペイン語ドラマ Bienvenidos a EDÉN を観終わった人
2022年5月からNetflixで新しいスペイン語ドラマが配信されています。それがBienvenidos a EDÉN「エデンへようこそ」です。
あまりスッキリしないままシーズン1が終わったので、今後の展開を考察していきたいと思います。公式によれば、早くもシーズン2の制作が決定しているので、今後が楽しみです。
この記事はネタバレを含むので、まだ作品を観ていない人は是非視聴してからこの記事を読んでください。
目次
Bienvenidos a EDÉNのキャスト・あらすじ
概要
パーティーに参加するため、美しい海に囲まれた離島を訪れた若者たち。だが、彼らが楽園だと信じて疑わないこの島には、恐ろしい秘密と危険なわなが潜んでいた。(公式サイトより)
シーズン1はの
画像は全て公式Instagramから引用
Bienvenidos a EDÉN あらすじ
ここでは各エピソードでどんな展開がされたのかを、すでに視聴した人が思い出せるようにあらすじを簡潔に記しておきます。
ネタバレを含むので、見る際は注意してください。
タブを切り替えると各話数のあらすじが表示されます。
- 主人公ゾアがエデンへ招待される
- ゾアの母親は薬物依存症
- アストリッドが招待された100人が到着する前に候補者5人を選定
- みんなでパーティ
- フランが殺されそうになるところをジュディスが目撃
- 候補者5人はエデンに取り残され、歓迎される
- 逃げ出したジュディスが捕まる
- 男の人が引き返している船にゾアとジュディスが乗っていないことに気づく。
- エデンの住民が逃げているフランを捜索し殺害。
- ゾアたちが到着した当初、エデンには53人住んでいた。
- 生活モジュールはエリックが設計した。
- クラウディアがフランと親しい中であったことが分かる。
- アルドがエデンに不信感を抱く。のちにバギーで脱走。アルドのリンクはだれだった?
- エリックがアフリカにお腹に書かれたメッセージ「Juntos el paraíso」を見せる。このメッセージはエリックが島に来た時のアストリッドの言葉だそう。
- フランを見つけたエヴァを表彰。ゾアが「振り返り」で家族のことを話す。
- ゾアが男の子に出会う
- ガビがゾアの捜索を開始(母親は心配していない)
- ニコがゾアのリンクを試みる。
- お別れパーティでイボンがピアノを弾く。
- パーティ中にアルドが荷下ろしをしている貨物船を発見。
- ベルがゾアにブルーエデンを無理に飲まなくてもいいと忠告したが、ニコによって飲んでしまう。
- クラウディアがチャーリーに「島から出られない」と言う。
- アストリッドには壮大な計画があり、それは「人類を救うため」だと言う。
- 荷下ろしの仕事をしている人たちはエデンの目的を知らない。「給料がいい」から働いている。
- アフリカがエリックに「あなたたちは何者か」問うと、腕のマークを示す。
- エリックは両親ではなく、ペドロと言う運転手に育てられた。
- アルドは貨物船で逃げようとするも、ブレンダに殺される。
- 絵画「ステュクス川を渡るカロン」登場。本物とは違い、カロン(船頭)が地獄ではなく楽園の方を向いている。
- イボンが残る決意をする。契約書にサイン。アストリッドによれば1年ごとの契約とのこと。
- アフリカがエデンに残る決意をする。
- エデンの住民にはそれぞれレベル(星マーク)がある。マークの数によって行使できる権限が異なる。
- ベルがオーソンのカードキーを盗んで、管理室に侵入。アルドが死亡していることを確認。
- ガビが一人でゾアを探し始める。その道中でダビに出会う。
- 私立探偵ブリサがイボンの捜索を始める。
- チャーリーが「振り返り」で妹を死なせてしまったのは自分のせいだと告白。ゾアがエデンに対して不信感を抱く。
- ゾアが夜にニコと抜け出して洞窟へ。親友ジュディスの死体を発見。
- ジュディスを殺したのは、ブレンダとオーソンだった。
- ガビがダビと出会い、エデンについて教えてもらう。
- チャーリーが雷に打たれ、骨折。
- 嵐の間はみんなで同じモジュールに集まり、寝る。
- ベルがゾアの監視役を願い出る。
- ゾアがイボンを連れてジュディスが死んでいた洞窟へ。死体は消えていた。イボンが絵画と状況が似ていることに気づく。
- ベルがゾアに「リンク(エデンへ引き留める役)」について説明。ニコが自分のリンクであることを知る。
- ニコやウリセスから状況を聞いたアストリッドはゾアを始末することを決定。しかし、ゾアは殺される寸前で感情を偽り、命を取り留める。
- アフリカがエリックに、腕のマークがどうやったらもらえるか質問。ウリセスはエデン当初の住民で、間も無く3つ目のマークを受ける。
- ゾアはニコ殺害を試みるが、クラウディアに止められる。
- イボンが一人抜け出し、ジュディスの死体を発見し発狂する。
- クラウディアは船に乗って逃げるつもりであることをゾアに打ち明ける。
- マイカは招待されてエデンにきたのではなく、自分から来た。
- ダビがガビにエデンのブレスレッドをあげるが、エデンのマイカにそのことがバレる。
- ガビがエデンに招待されるために、ゾアの真似をしながらSNSに投稿を始める。
- アフリカの指示で、エリックとアストリッドのお祝いパーティを開催。
- エリックは15年前にパーティでアストリッドと出会う。そこからエデンが始まったという。
- アストリッドの父バルトスは気候変動の研究をしている博士だったが、不慮の事故で死んだ(殺された)とのこと。
- エリックが挨拶を終えたあと、スクリーンに「Muerte a Astrid(アストリッドに死を)」の文字が。
- アストリッドが激怒し、会議で生贄となる者を決める。犠牲者はクラウディア。ブレンダに殺される。
- ゾアたちはエデンの一員になる儀式を受け、レベル1になる。
- エヴァとアルマはレベル2、ウリセスがレベル3に昇進した。
- エリックは「サインが現れたら、イサーク(男の子)と本当のエデンにいける」と話す。
- エヴァもベルと同じく反乱軍の一員であり、計画的にレベル2になった。
- アストリッド殺害予告の際に映ったサインはリリスのシンボルであることが判明。
- ゾアたちはエデンから逃亡する計画を進める。
- ベルは島には子供はいないと思っている。また、島では子どもは禁止だという。
- レオン(喋れない男性)も反乱軍の一員であることが判明。
- ダビが拉致される。
- 何者かがウリセスのカードキーでアストリッド宅に侵入し、エリックを刺す。
- 新たな候補者を選別するパーティを行うため会議を行う。
- イサークが負傷したエリックを治療する。
- ゾアたちにもパーティの役割が与えられ、逃亡計画が潰える。
- イサークはアストリッドに「いつここから出られるか」問う。それに対して、アストリッドは「もう少し」と答えた。まるで島の外にエデンがあるかのように、描かれた絵が映る。
- リストバンドをガビにあげたダビは、エデンの一員に尋問され殺される。
- 探偵ブリサがリストバンドを調べ、少しずつ居場所を特定していく。
- ニコがベルにタイマンで負ける。
- アフリカがウリセスのカードキーを偶然拾い、エリックを探しにアストリッド宅へ。隠し部屋を見つける。
- ゾアが逃亡するところをウリセスに見つかり、揉み合いに。そこへイボンがやってきて、ウリセスを殺害し、ゾアを助ける。
- マイカはチャーリーの逃亡に気づくが、見逃す。
- アフリカは地下制御室に辿り着き、侵入を試みたところ「宇宙に信号を送信」と警告が鳴り、それが同時に外のモジュールにいるイサークへと伝わる。アンテナが始動する。
- アフリカは制御室に閉じ込められる。
- ゾアが逃げるための船に泳いで乗ろうとした瞬間に、妹のガビがエデンに来てしまったことに気づく。
Bienvenidos a EDÉNの考察
「結局エデンとは何か。何が目的なのか」という最大の謎が明かされないまま、シーズン1が終わりました。
消化不良の人も多いと思います。
ここからは本作品について個人的に考えたことを書きます。
結論から述べると、アストリッドとイサークの2人(正確にはアストリッドの父親バルトス博士)はエイリアンかもしれません。
アストリッドとイサーク(男の子)はエイリアンで、地球に侵略しにきた父親バルトスの娘と孫。ミッションとして地球侵略に来たが、環境破壊がかなり進んでおり、このまま侵略しても惑星として住めない状況になってしまう。
それを防ぐために、若い地球人を洗脳して、環境保護を訴える財団と偽って、少しずつ勢力を強めようとしている。
つまり、アストリッドたちの目的は環境保護をして、住み良い地球を乗っ取ること。
アストリッドの父親バルトスは気候変動の研究者として地球環境を良くしようと試みたが、経済大国の圧力により殺害される(不慮の事故として処理される)。
それを見たアストリッドは父親のやり方ではなく、『エデン』というプロジェクトを進めることにした。そのためには莫大な資金が必要だった。そこで目をつけたのが幼少期に暗い過去を持つ、お金持ちのエリック。
エリックはアストリッドの考えに共感し、エデン設計・建設を担う。*おそらくアストリッドの正体は知っている。エリックとアストリッドの子どもがイサーク。イサークはエイリアンと地球人のハーフということになる。
イサークは自分の本当の故郷に帰りたいと願い、エリックに「いつここから出られるのか」と問うた。ある程度地球環境を良くするというミッションを達成したら、自分の星に帰還できるのではないか。
アストリッドとエリックは地球人を『家族』として受け入れるために、「振り返り」で人間の本性や過去を探り、エデンのマークで忠誠度を測るということを行っている。
マイカのように、招待されたわけではなく、自分の意志で島に来た者もいることから、エデンは表向きは環境保護の財団として存在している。
エイリアン説の根拠
- 根拠1:10歳くらいのイサークの能力の高さ
- 負傷したエリックを治療できたこと
- アフリカの不法侵入を受けて、モジュールのパソコンにすぐさま向かったこと
- 根拠2:アストリッドの排除されることへの負の感情
- 殺害予告「アストリッドに死を」が出たとき異常に激怒したこと
- エリックがアストリッドよりもアフリカを気にかけていたことがかなり気に食わなかった様子
- 根拠3:アフリカが偶然見つけた部屋の技術的なレベルの高さ
- スーパーコンピューターのようなものがずらりと並んでいること
- 連動してアンテナが始動し、宇宙と連絡を取ろうとしていること
- 根拠4:エデンでみんながご飯を食べている際に、医者のサウルが環境破壊についてのニュースをずっと読み上げていること
色々妄想を書いたけど、単にアストリッドが父親の名誉挽回するために信者増やして、環境破壊を止めようとしているだけかも。
最初見始めた当初は、エデンは宗教団体とかカルト系かなんかだと思ったけど、描写が露骨すぎて、段々と「何か裏があるだろうな」と思ったわけです。
違和感を感じたのがイサークがエリックの傷口を針で縫ったシーン。「男の子がそんなことできなくない?」と思いました。
おまけに、第8話の最後にアフリカが警報を鳴らしちゃって、そこに宇宙という文字が出てきちゃったので、これはもしやエイリアン説あるのかもと行き着いたのです。
Netflix公式もこの映画のジャンルは「ヒューマンドラマとSF」としていることから、今後宇宙展開あり得るんじゃないかなって思ってます。
まだまだ解き明かさないといけない謎はたくさんあります。
- アストリッドとエリックが言う「本当のエデンへ行く」とは。
- なぜエデンに招待されるのは若者だけなのか。
- 殺害予告「アストリッドに死を」を出した犯人は誰か。
- 絵画「ステュクス川を渡るカロン」が示す意味とは。
- 島の外にいるエデンの一員(ブレンダの彼氏?たち)は何者なのか。
- なぜ殺害の道具があんなショボイのか。そして、なぜあんなに簡単に殺されるのか(抵抗しないのか)
- 殺害予告の際に出てきたリリスのシンボルとは。
果たしてこの後どんな展開になるでしょうか。シーズン2が楽しみですね。
皆さんはどう思われましたか。ぜひコメントで皆さんの考えた予想を教えてください。