【保存版】スペイン語での『色』の表現まとめ

スペイン語 色
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  • スペイン語での色について学びたい人

スペイン語を勉強していても、ふと「あれ?あの色はスペイン語でなんて言うんだっけ?」とど忘れしてしまうことはありませんか。

色の名前やそれにまつわる表現を知っておくと、会話にも彩りを与えることができます(知らんけど)。

ひとつ断っておきますが、色の言い方はさまざまであることを押さえてください。例えば、黄緑色はVerde claro, Amarillo verdoso などいろいろあります。

この記事では「全27色のスペイン語の名前」や「色にまつわる表現」について紹介します。

目次

主な色11種類の名前

言葉としての色には『黄色』や『黄色い』のように”名詞”,”形容詞”があります。

形容詞として表現する場合は修飾する名詞への性数一致が必要です。

例えば「白い家」をスペイン語で、Casa blancaと言いますが、la casaは女性名詞ですので、それを修飾する形容詞「白い」はblancoではなく、blancaとなります。

Blanco/a  
グレー Gris  
Negro/a  
Rojo/a  
Azul  
Verde  
黄色 Amarillo/a  
茶色 Marrón, Chocolate  
紫色 Violeta, Morado/a  
ピンク色 Rosa, Rosado/a  
オレンジ色 Naranja  

色の分類

細かい色の分類に行く前に、色の大まかな分類を紹介します。

色の分類名称 スペイン語
色の原色 Colores primarios
補色 Colores complementarios(opuestos)
暖色 Colores calientes
寒色 Colores fríos
淡色 Colores pálidos
暗色 Colores oscuros
明色 Colores claros
パステルカラー Colores pasteles

色を表現するには加法と減法の2つの方法があるそうです。原色とは、混ぜることであらゆる種類の色を生み出せる色の組み合わせのことで、たとえば原色が三つの場合、二つを混ぜても残る三つ目の色を作ることができません。

加法混合の三原色

wikipediaより
     
rojo/a azul verde

テレビなどディスプレイ類に使われているのは加法混合の三原色(赤・青・緑)です。

これは、色を作る過程で黒の背景色から開始して光を加えていくことから”加法”と呼ばれているそうです。

減法混合の三原色

wikipediaより
     
マゼンダ シアン イエロー
magenta cían amarillo/a

カラー印刷などに使われているインクは、減法混合の三原色(マゼンダ・シアン・イエロー)です。

印刷機のインクを変えたことがある人は分かると思いますが、インクには上の3色が使われています。

これは、物体に色を塗る場合、元の色を遮る形で色を作るためです。何か文書を印刷する際は、黒をよく使いますよね。これはmagenta, cían, amarilloの3色を混ぜると黒ができるためです。

補色

補色とは、混ぜることで無彩色を作れる2色の有彩色の組み合わせのことです。上の色相環において、お互いに向かい合っている色同士が補色の関係にあります。

緑色 Verde     magenta マゼンダ色
黄緑色 Lima     Violeta すみれ色
黄色 Amarillo     Azul 青色
オレンジ色 Naranja     Cerúleo 空色
赤色 Rojo     Cían シアン色
赤紫色 Fucsia     Verde cían 青緑

パステルカラー

いくつかの色を混ぜると現れる色の代表は次の3色です。

     
白色 灰色 黒色
Blanco Gris Negro/a

パステルカラーとは、原色のように明確な色合いではなく、白色が混ざったような淡い色彩の色のことを言います。少し、柔らかい雰囲気を持ちますね。主な種類は以下の通りです。

Blanco + Amarillo Amarillo pálido 淡い黄色  
Blanco + Azul Celeste 水色  
Blanco + Azul Verdoso Aguamarina アクアマリン  
Blanco + Naranja Salmón サーモンピンク  
Blanco + Marrón Ocre 黄土色  
Blanco + Ocre Marfil アイボリー  
Blanco + Rojo Rosa  ピンク色  
Blanco + Morado Lila 薄紫色  
Blanco + Verde Verde menta ミントグリーン  

色の専門家以外は、正式な名前を覚えなくてもいいと思います。

パステルカラーのように淡い色が好きな場合は『好きな色+pálido/a』で表現するといいでしょう。

pálido/aは『淡い』という意味を持ちますので、例えば、淡い緑が好きな場合は『Verde pálido』で十分です。

色にまつわる表現

ここでは、色を使った熟語表現を紹介します。

スペイン語日本語
Negro como el carbón 真っ黒な
Estar en numeros negros黒字である
Humor negroブラックユーモア
Ponerse negro/a 日焼けする、怒る、雲行きが怪しくなる
En blanco y negro 白黒の
Fundido en negro(Fundido a negro) 黒いフェードアウト
Más blanco que la nieve 真っ白な
Dar en el blanco 的中させる、命中させる
En blanco 何も書いていない
Quedarse en blanco 頭の中が真っ白になる
Poner los ojos en blanco (発作などで)白目をむく
Estar en numeros rojos 赤字である
Salir de números rojos 赤字から脱する
Poner rojo a + 人人を赤面させる
Ponerse rojo de vergüenza 恥ずかしくて赤くなる
Ponerse rojo de ira 怒りで赤くなる
Estar verde 未熟である
Un viejo verde エロおやじ
Dar luz verde a ……にゴーザインを出す
Dar luz verde para que 接続法(人が…するのに)ゴーサインを出す
Poner verde a + 人 人を強く叱る

以上です。スペイン語学習に少しでも役に立てば嬉しいです。

今回の記事で紹介した色にまつわる表現などは筆者が愛用している西和中辞典 第2版から収集・整理しました。
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