関係詞 que に続くのは直説法?接続法?【スペイン語】

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想定している読者
  • 関係詞 que に続く接続法の用法が分からない人
  • 「関係詞 que + 直説法」と「関係詞 que + 接続法」のニュアンスの違いが分からない人

ここでは関係詞 que に悩まされている人のために、その用法をまとめていきます。

Yuki
Yuki

・元高校数学教師

・JICA青年海外協力隊OV(パナマ隊員)

・久米島の地域おこし協力隊員

スペイン語学習者のハードルを下げるために、当サイトを運営しています。一緒にスペイン語の可能性を広げていきましょう。(DELE B1,SIELE 616点所持)

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関係詞 que に伴う接続法

まず重要な点ですが、関係詞 que の前に置かれる先行詞によって関係詞節(従属節ともいう)内の動詞の形が変わります

  • 先行詞が実在・具体化している▶︎直説法
  • 先行詞が実在・具体化していない▶︎接続法

話者が先行詞の存在を知っている状態は、具体化しているので直説法を用いて、先行詞を特定しないで話す場合は、接続法を用います。言い換えると、先行詞が具体的か仮想的かを考えればいいということです。
関連 【接続法は5パターン】スペイン語の直説法と接続法の違いとは

例文でニュアンスを確認

例1) sabe なのか sepa なのか

例えば、バスの運転手を探している場面を考えてみましょう。

Estoy buscando a una persona que sabe manejar el bus.
バスを運転できる人を探している。(いると分かっている)

Estoy buscando a una persona que sepa manejar el bus.
バスを運転できるような人を探しています。(いるか分かっていない)

解説
先行詞はどちらも una persona ですが、関係詞節内の動詞が sabe と sepa で異なります。この場合の違いは「いると分かっているかどうか」で考えます。「いると分かっているあの人」を探しているなら直説法で、「いるどうか分からないけど、こういう人」を探していると言いたいなら接続法をとります。

「いると分かっている」というのは、話者にとって存在が具体化しているということです。一方、「いるかどうか分からない」状態は、話者にとって存在が明確でないということです。これは募集をしていると考えてもいいでしょう。

例2) 先行詞が否定語の場合

En el curso había un hombre que sabía hablar español.
その講座にはスペイン語を話せる男性が一人いた。

En el curso no había ningún hombre que supiera hablar español.
その講座にはスペイン語を話せる男性は一人もいなかった。

解説
関係詞que の前に来る先行詞がningúnを伴った否定語の場合、従属節は必ず接続法をとります。前者は、先行詞が un hombre です。実際に「スペイン語を話す男性がいた」ということですので、先行詞が具体化していますので、直説法を用います。したがって、sabía となります。一方、後者では先行詞が ningún hombre です。これは、スペイン語を話す男性がいなかった事実を表しているだけでなく、その存在が具体化していません。そのため、関係詞節内の動詞は接続法となり、supiera となります。

ちなみに、従属節の動詞は『時制の一致』を行っています。どちらの例文も主節(queの前の文)の動詞がhabíaで、pretérito imperfecto(線過去)となっています。つまり過去時制ですので、従属節も時制の一致の影響を受けて、それぞれ過去時制のsabía とsupiera になっています。

例3) 存在するかどうかを考える

まず以下の2つの例文を見て、違いを確認してください。

Hay algunas personas que quieren tomar ese jugo.
そのジュースを飲みたい人が何人かいます。

¿Hay alguien que quiera tomar este jugo?
このジュース飲みたい人いますか?

解説
基本の型を思い出してください。直説法をとるのか接続法をとるのかどうかは、『先行詞が具体的かどうか』で判断します。前者では、そのジュースを飲みたい人がいることが分かっています。つまり先行詞が具体的であると言えますので、関係節内の動詞は直説法をとります。一方、後者では欲しい人がいるかどうか質問しています。つまり、まだこの時点ではジュースが欲しい人がいるかどうか分かっていません。これは言い換えると、話者(質問者)にとって存在が不明確な状態です。よって、従属節内の動詞は接続法をとります。

例4) 先行詞が不定代名詞の場合

不定代名詞とはcualquier/cualquiuera などの「どんな〜」表現できる単語です。これらの不定代名詞が先行詞の場合、従属説内は必ず接続法をとります。例文を観察してみましょう。

Puedes pedir el vino que te gusta.
君が好きなあのワインを頼んでいいよ。

Puedes pedir cualquier vino que te guste.
好きな飲み物を何でも頼んでいいよ。

解説
どちらの例文も「ワインを頼んでいいよ」と言っている文ですが、el vino なのか cualquier vino かでニュアンスが変わります。前者は、直説法をとっているので、話者は(君が)好きなワインはどのワインなのか知っていて、それを頼んでいいよと言っていることになります。一方、後者では、cualquier vino と言っていて『どんなワインでも』という意味ですが、cualquier が伴うことで特定されない(具体化しない)ので、従属節は接続法になります。

さいごに

例文を確認して、直説法と接続法が伴う場合のそれぞれの違いを確認できたら、何度も例文を音読しましょう。音読は語学習得の1番の近道です。例文をスラスラ読めるようになってきたら、例文を参考に口頭で作文してみましょう。
確認【音読のメリット5選】文章をスラスラ読めるようになりたい人へ【スペイン語】

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