- Podcastを聞きたいけど、どのアプリで試聴するのがいいのか分からない
- できるだけアプリを増やしたくない人
ポッドキャストもYoutubeのように盛り上がってきました。Apple Podcastの番組数だけでも200万にも上るそうです(2021年4月)。
筆者はスペイン語学習にApple Podcastsを活用していますが、手放せないツールになっています。
ただ、迷ってしまうのがアプリ選びです。有料のものまで含めるとかなりの数のアプリがあります。
ポッドキャスト アプリ4社について、その特徴と違いをまとめて紹介します。
ポッドキャスト アプリの違い【比較一覧】
4つのポッドキャストアプリ「Apple Podcast」、「Spotify」、「Google Podcasts」、「Amazon music」の比較をしていきます。
下記の評価はあくまでも筆者が実際に使ってみての主観的な評価になります。参考程度に見てください。
Apple Podcast | Spotify | Google Podcasts | Amazon music | |
---|---|---|---|---|
試聴のしやすさ | ||||
管理のしやすさ | ||||
番組数 | ||||
検索のしやすさ |
「試聴のしやすさ」は、エピソードへのアクセスのしやすさやプレイリストの作成のしやすさなどによって、総合的に決めています。
「番組の充実さ」については、RSSフィードでWEB上に公開されたものに加えて、それぞれが持つオリジナル番組数で決まります。
「検索のしやすさ」は、ランキングやカテゴリごとフィルターがかけられること、キーワード検索がしやすいかどうかで決めています。
Apple Podcasts
やはりおすすめしたいのはApple純正のアプリ。ポッドキャストの元祖だけあって、余計な機能がなくシンプルなUIによって試聴のしやすさが際立っています。
iPhone, iPadなどApple製品を使用している人はApple純正がおすすめです。
2021年6月に有料サブスクリプション番組を配信できるようになったりと、AppleはPodcastにも力を入れています。
関連 【Apple Podcasts】サブスクリプション番組の始め方をイチから解説
悪い点が見つからないというのがApple Podcastsへの印象です。
エピソードや番組の情報が見やすい上に、エピソードのダウンロードや保存が簡単にできることで、お目当てのエピソードに辿り着きやすくなっています。
また、プレイリスト作成(新規ステーション)がしやすいのも特徴です。登録した番組を自動で振り分けてくれるので、好みのプレイリストが簡単に作成できます。
自動振り分けが非常に便利で、カスタマイズが自由にできるが最高です。
エピソードのアクセスのしやすさや管理のしやすさが使い勝手の良さの秘密です。
また、検索の仕方も個人的は好きです。基本的にApple Podcasts内では3つの検索の仕方があります。
- 検索タブ(カテゴリ検索、ライブラリ検索)
- 見つけるタブ
- 今すぐ聴くタブ
特に、嬉しい機能として『ライブラリ検索』があります。これは、自分が登録している番組のエピソードを検索するものです。
Podcast番組の中には膨大な数のエピソードを持っているものがあります。それを一つひとつ確認するのは時間の無駄です。
検索タブに自分が試聴したいキーワードを入力すれば、それに該当するエピソードを探すことができます。
これだけ検索方法が充実しているのはApple Podcastsだけです。
Spotify
もはや説明不要の音楽ストリーミングサービスのSpotify。
Podcast配信サービスのAnchorを傘下に持ち、最近ではオリジナル番組も急増しています。番組数は360万以上にものぼるそう。
音楽とPodcastの視聴を一つのアプリで済ませたいと考える人は多いのではないでしょうか。
ただし、ポッドキャストの試聴という観点で見ると4社の中で一番劣っていると感じます。
とにかく試聴がしにくいです。目当てのエピソードにたどり着くのに、少なくとも4タップは必要です(もっと早くアクセスできる方法があれば教えて欲しいです)。
マイライブラリには、音楽楽曲とPodcast番組が合わせて表示されるため、音楽をよく聴く方にとっては、そこからPodcast番組を絞り込むには、小さいフィルターボタンを押す必要があります。
最近、オリジナル番組が増えるなどPodcastに力を入れているとはいえ、ポッドキャストの番組にアクセスがしにくかったら、選択肢から外れます。
やはり音楽ストリーミングアプリから抜け出せていないと感じます。
良い面もあります。番組検索の方法は主に3つあり、好みの番組を見つけやすいです。
- 検索キーワード入力
- カテゴリー検索
- 関連ワード検索
カテゴリー検索に関しては、非常にバリエーションに富んでおり、どんな番組があるのかを見つける楽しさがあります。
また国別のポッドキャストランキングも検索できるので、Podcastを外国語学習に活用したいと考えている人にも最適です。
ただ、個人的にライブラリ検索できないのが残念です。
Google Podcasts
Google純正のPodcastアプリです。特徴的なのは試聴のしやすさです。
余計な機能は一切なく、SpotifyやAmazonとは異なり、プレミアム機能を促す広告やタブなどがありませんので、ストレスなく使用する事ができます。
まず、番組の管理で迷うことはないでしょう。たとえ番組数が多くなっても、登録した番組は見つけやすく、すぐに目当てのエピソードを試聴するする事ができるでしょう。
再生キュー(プレイリスト)にエピソードを追加しやすいことで、非常に試聴しやすくなっています。ワンタップで追加できるので、時間がなくても「とりあえず後で聞こう」ができます。
もちろん、エピソードのダウンロードもできますので、オフライン環境でも試聴できます。
ポッドキャストを利用する人の多くは、通勤や通学などの移動中に利用していると思います。そんな方々にとって、この再生キューという「あとで聴くリスト」は大いに役立つと思います。
とりあえず再生キューに入れておけば、移動中は聴くことに集中できますね。
一方、残念なのは番組検索がしにくいことです。キーワード検索はできますが、カテゴリーごとに検索をしたい人には、非常に使いにくいです。
「探す」タブにカテゴリーごと番組が整理されていますが、各カテゴリーに表示されるのはたったの20局だけです。ランキングの上位しか表示されません。
ただ、Podcastの番組自体はアプリ内で検索せずとも、Googleで検索することもできますし、事前に追加したい番組が決まっていれば、キーワード検索で探すこともできます。
手軽にポッドキャストを試聴したいライトユーザーにはおすすめできるかもしれません。
Amazon Music
Amazon prime会員であれば、合わせてAmazon Musicを利用している人もいると思います。
Amazon Musicでもポッドキャストを聴くことができますが、積極的に利用したいアプリとはまだまだ言えない状況です。
関連 【Amazon music】Podcast機能はどのくらい使えるのか
話しかけて音楽再生などができるスマートスピーカーALEXA(アレクサ)を使用している人は、使いやすいはず。筆者は持っていないので使い勝手はよく分かりません。
Amazon musicにしかない機能に「シーズンごとの切り替え」があります。個人的には非常にありがたい機能です。特にエピソードが多い番組において役立ちます。
ポッドキャスト配信者の中には、エピソードをシーズンを割り当てている人がいます。膨大な数のエピソードが煩雑にならないようにしているわけです。
Amazon musicではシーズンの切り替えができるので、たとえばシーズン2のエピソードを聴きたい場合も簡単にフィルターをかけることができます。
検索のしやすさは「悪くない」という印象です。番組の検索方法は大きく次の3つです。
- キーワード検索 *使えない
- カテゴリー検索
- 関連番組表示 *おすすめ
キーワード検索が使えない理由は「一緒に音楽楽曲の検索がされること」です。検索結果において、パッと見どこにPodcastの番組が表示されているのか分かりません。
おすすめなのは『関連番組表示』です。
まずホームタブでは、自分の試聴状況に応じて、おすすめ関連番組を提示してくれます。
また、登録した番組情報ページでは似たような嗜好の番組を一覧でおすすめしてくれるので、わざわざ検索することなく、自分のお気に入りの番組を見つけることができます。
まとめ
記事の内容をざっと一言にまとめます。
以上です。
自分の番組を持ってみたいという人もいれば、Podcast 配信アプリAnchor使い方まとめ【初心者向け】も参考にしてみてください。
ここまで読んでいただきありがとうございます。この記事がPodcastライフの役に立てば嬉しいです。