【保存版】DELEの点数はどのように決まるのか【採点方法まとめ】

DELE calificación
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想定している読者
  • DELEの点数はどのように決まるのかを知りたい人
  • 特に、作文試験と口頭試験ではどんな風に採点が行われるのか知りたい人
  • 自分が受験するレベルに合格するには何点必要なのか知りたい人

この記事は Instituto Cervantes が発表しているGuía を元に作成しています。

Yuki
Yuki

・元高校数学教師

・JICA青年海外協力隊OV(パナマ隊員)

・久米島の地域おこし協力隊員

スペイン語学習者のハードルを下げるために、当サイトを運営しています。一緒にスペイン語の可能性を広げていきましょう。(DELE B1,SIELE 616点所持)

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合格基準と証明書の見方

まずは、DELEに対してそこまで馴染みがない人のために、合格基準と受験後にもらえる証明書の見方を説明していきます。

合格基準

DELE A1~B2 までのレベルに関しては、読解・聴解・作文・口頭の4つの試験は次の2つのグループに分けられて採点されます。**C1およびC2は異なるグループ分けになっています。

Grupo1
  • Comprensión de lectura(読解)
  • Expresión e interacción escritas(作文)
Grupo2
  • Comprensión auditiva(聴解)
  • Expresión e interacción orales(口頭)

それぞれの試験は25点満点で、各Grupoで30点以上取れれば合格(Apto)になります。つまり、それぞれのGrupoで6割以上取れればいいということになります。

試験問題に触れたことがある方は分かると思いますが、読解と聴解は何問中何問正解したかで自分の得点が出ます。それとは異なり、作文と口頭は採点者が「採点基準」を元に点数化していきますので、6割取ればいいという考え方が適応できません。点数の計算方法については後述します。

証明書の見方

DELE受験後、大体2ヶ月後にe-mailにてCertificado(証明書)が送られてきます。オンライン上にて自分で確認することもできます。証明書を開く際はドキドキしますが、Aptoになっていれば合格No Aptoになっていれば不合格です。

上の表は、得点の詳細部分です。左項目を説明すると

  • Puntuación máxima :最大得点
  • Puntuación mínima exigida :合格に必要な得点
  • Puntuación obtenida :自分の得点
  • Calificación :グループ毎の合計得点と評価
  • Calificación global :全体評価(合格・不合格)

上の例では、Grupo1が25,58 puntos で、Grupo2 が23,21 puntos でどちらも30点を下回っているので、No Apto になっています。仮にGrupo1が30点以上で合格しても、Grupo2 が30点未満であれば、全体評価で”Apto”にはなりません。

得点の計算方法

ここからは、具体的に「どのように自分の得点が決まるのか」をみていきます。前項の受験者は

  • 11,00 puntos【Comprensión de lectura】
  • 14,58 puntos【Expresión e interacción escritas】
  • 13,00 puntos【Comprensión auditiva】
  • 10,21 puntos【Expresión e interacción orales】

という結果( Puntuación obtenidaの項目より)でしたが、これらの11,00点や14,58点などはどのように決まるのでしょうか。

読解と聴解の点数

読解と聴解の採点方法は簡単です。単純に何問正解したかで決まります。そのため、普段DELEの問題集で練習している時も自己採点が可能です。

Instituto Cervantesが公式に発表している計算式は以下です。

DELE B2 Guía p.41 より

つまり

(自分が正解した問題数÷問題数)×25=自分の得点

ということです。A1~A2レベルの場合は、読解、聴解ともに問題数が25問ですので、正解した問題数が直接自分の得点になります

例1) DELE B1 読解

例えば、DELE B1の読解で21問正解した場合を考えてみます。DELE B1読解の問題数は30問ですので、

(21÷30)×25=17.50

自分の得点は17.50 puntos になります。

例2) DELE B2 読解

例えば、DELE B2の読解で21問正解したとします。DELE B2読解の問題数は36問ですので、

(21÷36)×25=14,5833333….

自分の得点は14,58 puntos になります。

作文と口頭の点数

ここからが少し複雑です。作文と口頭には「採点基準」が存在します。これもInstituto Cervantes が公開していますので、受験前に確認すると良いでしょう。筆者がDELE B1を受験するために整理した評価基準については以下の記事で確認できます。

作文試験の評価基準▶︎【DELE B1】作文試験では”何が”評価されるか【スペイン語】
口頭試験の評価基準▶︎【DELE B1】口頭試験での採点基準を知って対策を打とう【評価項目】

公式Guía によれば、A1・A2とB1・B2において、作文・口頭の評価項目などが少しずつ異なるようです。読者の皆さんに、それぞれのレベルの評価項目を確認してもらうことにして、ここではざっくりと理解できるように計算方法を説明します。

公式には以下の計算式が発表されています。先ほどと同じです。

ですが、作文試験や口頭試験は、何問中何問正解したかで自分の得点が出せるものではありません。Puntuación directa の部分がわからないですよね。じゃあ、puntuación directa (自分の実得点)はどうやって決まるのか。

Guía をよく読むと、

Los calificadores asignan una calificación de entre 0 y 3 para cada categoría de las escalas. Después de aplicar la ponderación de las calificaciones correspondientes a las diferentes escalas y tareas se obtiene la puntuación directa.

DELE B2 Guía p.41より

とあります。Aplicar la ponderación とあるので、平均をとることが分かります。つまり、それぞれのTarea に対して、各評価項目での得点を平均して、Puntuación directa (自分の実得点)を出すということです。例を見ていきましょう。

例3) DELE B1 作文

B1の作文の評価項目は「記述の仕方」、「論理の一貫性」、「正確性」、「語彙力」「全体評価」の5つです。0~3の点数の内、2点以上が合格ですので、全ての項目で2点だった場合を考えてみます。

まずPuntuación directa (自分の実得点)を求めます。その際に、Calificación analítica とCalificación holística の比重が60%と40%になっていることに注意します。これは、Calificación analítica の方を少しだけ重要視していることを意味します。

評価項目Tarea1Tarea2
Calificación analítica(60%)記述の仕方22
論理の一貫性22
正確性22
語彙力22
4項目の平均22
60%の値1.21.2
Calificación holística(40%)全体評価22
40%の値0.80.8
各Tarea の得点2(1.2+0.8)2(1.2+0.8)
Puntuación directa(自分の実得点)2点(各Tarea の平均)

全部2点ですので、当たり前ですが、平均をとっても自分の実得点は2点です。

(自分の実得点÷最大得点)×25=自分の最終的な得点

に当てはめると、

(2÷3)×25=16.66666….

つまり、自分の最終的な点数は16.67 puntos になります。

例4) DELE B2 作文

評価項目Tarea1Tarea2
Calificación analítica(60%)記述の仕方21
論理の一貫性22
正確性22
語彙力11
4項目の平均1.751.5
60%の値1.050.9
Calificación holística(40%)全体評価21
40%の値0.80.4
各Tarea の得点1.85(1.05+0.8)1.9(1.5+0.4)
Puntuación directa(自分の実得点)1.875点(各Tarea の平均)

Puntuación directa は1.875点です。

(自分の実得点÷最大得点)×25=自分の最終的な得点

に当てはめると、

(1.875÷3)×25=15.625

つまり、最終的な自分の点数は15.63点 puntos になります。読解試験と合わせて30点以上で合格ということを考えると、ギリギリな点数ですね。

得点から何問正解していたのかを逆算する

とはいえ、作文試験と口頭試験は自分で採点できるものではありません。最後に、実際に届いたCertificado(証明書)から、自分がどのくらいできていたのかを簡単に計算しましょう。その方法をみていきます。

ここまで読み進められた人なら、すぐに気づくと思いますが、少し説明します。

例えば、作文試験が 14.58 puntosだった場合を考えてみましょう。Puntuación directa (自分の実得点)を知りたいので、これをPとしておくと、

(P÷3)×25=14.58

簡単な方程式ですので、これを解くと、P=1.7496となりました。これが何を意味しているか。2点以上がAptoなわけですから、基準値を少し下回っているということです。基準を下回るということは、評価項目の複数で”1”がついているということです。あとは、それがどの項目なのかを分析して、次の試験に向けて対策を打ちましょう。

まとめ

試験の結果が届いて、No Apto だった時は辛いですよね。ただそこで悲しみにくれるだけでなくて、何が良くなかったのかを分析することで、次の試験で合格できるかどうかが変わってきます。

DELEはSIELEとは違って、合格か不合格かしかありません。1点でも足りなければ不合格なのです。だからこそ、普段の学習からより点数にこだわることは重要なことだと思います。

各試験のGuía はDELEの公式サイトから取得できます。

以上です。この記事が少しでも役に立てば嬉しいです。

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