譲歩の接続詞に伴う直説法・接続法とは【スペイン語】

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想定している読者
  • 譲歩という言葉を聞いて?となった人
  • 譲歩の接続詞において、直説法と接続法を用いる違いを理解したい人
  • スペイン語の接続法を勉強している人

ここでは譲歩の接続詞 Aunque, Según, Como について説明します。一部様態の接続詞もあります。

Yuki
Yuki

・元高校数学教師

・JICA青年海外協力隊OV(パナマ隊員)

・久米島の地域おこし協力隊員

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譲歩の接続詞の考え方

譲歩とは自分の意見を押し通さないで、他人の考えとうまく折り合いをつけることをいいます。簡単に言えば、自分の考えは A だけれど B にする(である)ということです。スペイン語においては以下のように考えることができます。

直説法▶︎『(実際に)Aだけれど、Bだ(だった)』とか『(実際に)Aにも関わらず、Bだ(だった)』
接続法▶︎『(仮に)Aだったとしても、Bだ』

これを踏まえて、譲歩の接続詞は、接続詞節内(接続詞の後ろに続く文)の内容が『事実』なのか『仮定』なのかで使い分けましょう。

内容が『事実』▶︎ 直説法
内容が『仮定』▶︎ 接続法

譲歩・様態の接続詞リスト
  • aunque
  • a pesar de que
  • como
  • sin que
  • según

これらの接続詞(句)は直説法を伴うのか、接続法を伴うかで意味が変わってきます。例外として「sin que」は必ず接続法を伴います。
関連 【スペイン語】頻出接続詞 aunque の使い分けは「事実」か「仮定」か考えよ!

目的の接続詞を例文で理解しよう

「頼まれた」のか「頼まれたとしても」なのか

Me negué aunque me pidieron que les ayudara.
彼らを手伝うように頼んできたが、私は断った。

解説
aunque 後の動詞pedir をみてください。ここでは pidieron と点過去*になっています(*単純完了過去とも呼ばれますが、ここでは言いやすいことを考慮して点過去と表記します)。直説法ということはaunque 節内は『事実』であるということになります。つまり私は実際に「頼まれた」訳です。最後のque 以下以外を訳すと「私に頼んできたけど断った」という意味になります。

Me negaré aunque me pidan que les ayude.
たとえ彼らを手伝うように頼まれても、私は断るだろう。

解説
では、aunque の後のPedir をみてみると、Pidan となっています。これは接続法現在形です。つまり仮定の話をしています。今回は主節が negaré と直説法未来形になっていますので、aunque 内も”時制の一致”で現在形になります。最後のque 以下以外を訳すと「仮に私に頼んできたとしても断るだろう」という意味になります。

「言った」のか、これから「言う」のか

次にSegún のニュアンスを見ていきます。Según は前置詞と接続詞の二つの顔*を持っていますが、ここで説明するのは接続詞としてのsegún です(*意味は同じと考えていいです)。後ろに名詞句が来れば前置詞で、文が来れば接続詞ということです。

Según me dicen, se casará pronto.
人が言うには、彼らはすぐに結婚するそうだ。

解説
Según の後ろにme dicen がいます。dicen は動詞decir の直説法現在形です。主語は省略されていますが、複数の誰かです。直説法ということはsegún 節内の内容は事実だということになります。つまり「みんなが私に言うには」という意味になります。実際に「言った」訳です。

Según la jefa me indique, voy a preparar el documento.
上司が私に指示するにしたがって、書類を準備しよう。

解説
次の文ではどうでしょうか。Según の後には indique がありますが、これは動詞indicar の接続法現在形です。según 節内の内容は『仮定』であることがわかります。つまり「上司が指示するように」とか「上司が指示するに従って」という意味になります。この時点では、まだ上司から指示されていないから仮定の話をしている訳です。

Como quieres なのか Como quieras なのか問題

接続詞Como の後にくる動詞が直説法なのか接続法なのかによって、ニュアンスが違ってきます。como quieres とcomo quieras で含んでいる意味が少し異なるようです。例文では、違いを理解しやすいように別の表現を用いています。見てみましょう。

Puedes pedir la comida como me has dicho.
君の言ったとおりに(*事実)、ご飯を注文していいよ。

解説
como 以下が me has dicho と直説法未完了形(*現在完了)なっています。基本の型に従うと『事実』な訳です。実際に私に「言ったように」頼んでいいよ、と許可している訳です。シチュエーションとしては2人がレストランで何かを頼む際に、1人があれもこれも頼みたいともう1人に話したときに「いいよ、今言ったように頼んでも」という感じでしょうか。

Puedes pedir la comida como quieras.
君の好きなように(*まだ不明)、ご飯を注文していいよ。

解説
como 以下がquieras になっています。これは動詞querer の接続法現在形です。como が接続法を伴っているので『仮定』の内容になります。意味は「好きなように」ですが、シチュエーションとしては2人がレストランで何かを頼む際に、「1人が何でも好きなもの頼んでいいよ」という場面でしょうか。この時点では、許可した方は、もう1人が何を頼むかは分かっていません。つまり、先のことを予想して、仮定して話をしている訳です。

さいごに

例文を確認して、直説法と接続法が伴う場合のそれぞれの違いを確認できたら、何度も例文を音読しましょう。音読は語学習得の1番の近道です。例文をスラスラ読めるようになってきたら、例文を参考に口頭で作文してみましょう。
確認【音読のメリット5選】文章をスラスラ読めるようになりたい人へ【スペイン語】

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