スペイン語辞書の効果的な使い方【辞書は単語帳じゃない】

スペイン語 辞書 使い方
想定している読者
  • 辞書で何度も同じ単語を引いてしまっている人
  • 学習に効果的な辞書の活用方法を知りたい人
  • 掲載されている単語数が多すぎて、どうやって辞書を活用したらいいか分からない人

語学を進めていく上で欠かせないツールは『辞書』です。

この記事では、スペイン語辞書を有効活用できるように、辞書が持つ役割や効果的な使い方を解説しました。
関連 圧倒的掲載量『西和中辞典』を使い倒す【スペイン語辞書】

辞書で知識を掘り下げよう!
記事のまとめ
  • 辞書は深化ツール
    時間をかけて丁寧に例文を分析して、単語の使われ方を理解する
  • 単語帳は反復ツール
    単語の重要な意味だけを何度も繰り返し確認する
  • 辞書の使い方は次の5ステップ
  1. 調べた単語をマーキング
  2. 品詞と意味を確認する
  3. 例文を読んで、用法を確認する
  4. 自分の気づきを書き込む
  5. その単語をもとに”縦に”、”横に”広げる
目次

辞書の役割

辞書は単語帳とは全く役割が違います。

辞書の役割は、例文において単語の使われ方を示すことにあります。

単語には複数の意味を持つものが多く存在しますが、それぞれ意味の例文を読み込むことが重要です。

一方、単語帳は特に使われる単語を抜き出し、スリムにまとめたものです。

重要な単語や表現を手軽に学べるので、スペイン語初心者にとって使いやすい学習ツールです。

しかしその手軽さゆえ、中身が十分でなかったり、例文が足りなかったりするのも事実です。
関連 【スペイン語】単語帳は必要か?その意味と本質を考える

筆者は単語帳と辞書を次のように使い分けています。

辞書
単語帳
  • 深化ツール

時間をかけて丁寧に例文を確認して、単語の使われ方を理解する

  • 反復ツール

その単語の重要な意味だけを何度も繰り返し確認する

辞書を使う際に『単語帳的な』使い方は好ましくないと考えています。

知らない単語を辞書で探して、意味だけを確認して終わりにしていませんか。
関連 【初心者向け】スペイン語単語帳のルールと進め方

スペイン語辞書の使い方

西和中辞典

辞書を使う際のポイントは3つあります。

辞書を使う際のポイント
  1. 丁寧に時間をかける
  2. 一度調べた単語はマーカーなりチェックする
  3. 何でもかんでもすぐに辞書で調べない

単語の意味を表面的につまんでいくのではなく、丁寧に時間をかけてじっくりと単語と向き合うことが大切です。

実際、例文を確認して、マーカーでチェックして…などをしていたら、時間がかかってしまうものです。

一度調べた単語や表現はマーカーを引きましょう視覚的に『検索履歴』が分かるようにするためです。

ページを開いた時にマーカーが引いてあれば、自然と目がいくため意図せず復習することができます。

さらに、マーカーを引くことで、自分の『学習履歴』も残ります。自分の努力も見える化して学習のモチベーションを上げましょう。

ただし、マーカーも引きすぎないように注意しましょう。

知らない単語に出会った時すぐに、辞書を引くことはできるだけ避けましょう。

辞書で調べる前に一度、その文脈においてどんな意味なのかを予測しましょう。

名詞なのか、形容詞なのか、副詞なのか、品詞だけでも予想するようにすれば、文章を読む力はグッと上がります。


ここからは、紙辞書(西和中辞典 第2版)をもとに、辞書の使い方を説明します。

辞書を十分に活用できていない人の多くはSTEP2か3までしかやっていません

電子辞書の場合、STEP4,5がしにくいので、筆者は紙辞書を用いています。

STEP1:調べた単語にマーカーを引く

マーカーする際は、必ず自分のルールを設けたほうがいいです。

マーカーの色分け

単語名意味例文

単語名は調べたら必ずマーカーします。

意味は全ての意味をマークせずに重要と思われる用法だけに絞っています。

例文は自分が音読しやすくするために引いています。

筆者の西和中辞典

STEP2:品詞と意味を確認

単語をマーキングした後は、品詞の確認をします。

品詞とは『名詞・動詞・形容詞・副詞』などの言葉の種類のことです。

スペイン語では日本語と違って、形容詞が主語の性や数によって形が変化したり、名詞は男性名詞・女性名詞が分かれていたりします。

性数一致が間違っていたり、名詞に伴う冠詞が違うだけで、スペイン語は相手に通じません

複数意味を持つ単語が多いので、意味全てに目を通しましょう。

その単語が持つ全ての意味を俯瞰することで、単語が含み持つイメージを何となく理解できるようになります。

日本語はあくまでも「日本語だったらこうかな?」と置き換えられたものにすぎません。あまり日本語訳を鵜呑みにしないようにしましょう。

STEP3:例文を確認

知りたい単語が文章中・フレーズ中でどう使われているか分析しましょう。

  • どんな単語と一緒に使われているか
  • どんな表現方法があるのか

これは意味を理解するだけでなく、文法の学習にもなります。

その後は、その例文をスラスラ読めるようになるまで何度も音読しましょう。
関連 音読はスペイン語習得に最良な学習方法【音読のやり方も丁寧に解説】

STEP4:自分の気づきを書き込む

辞書の余白に自分の気づきを書き込みましょう。

参考に筆者が書き込んでいることを紹介します。

余白に書き込むこと(例)
  • 自分の気付き・解釈
  • 図や絵を描く
  • その単語を使った例文
  • 疑問

自分の理解や気付きを『自分の言葉で』書くことによって、視覚化されてより深く理解できます。

STEP5:その単語を基に”縦に”、”横に”広げる

調べた単語をもとに「縦に」「横に」広げましょう。

縦に広げる
横に広げる
  • その単語の派生形を調べること
  • その単語に関連する(その単語と一緒によく使われる)単語を調べること

例) Discutir

Discutirを調べると動詞であることが分かるので、今度はその派生形(名詞形や形容詞形、副詞形)を調べると、

Discusión:名詞
Discutido/a:形容詞
Discutible:形容詞

などが見つかります。これが『縦に広げる』ということです。

スペイン語辞書には、近くに派生した単語が掲載されていることが多いので、縦に広げやすいでしょう。

次に、Discutido/aの例文を見てみると、

un libro muy discutido「とても話題になっている本」

などが書かれています。Discutidoとlibroが繋がります。これが『横に広げる』ということです。

このように、単語を「縦に」「横に」広げていくことで無限の広がりを見せます。

まとめ

記事の内容をまとめます。

辞書で知識を掘り下げよう!
記事のまとめ
  • 辞書は深化ツール
    時間をかけて丁寧に例文を分析して、単語の使われ方を理解する
  • 単語帳は反復ツール
    単語の重要な意味だけを何度も繰り返し確認する
  • 辞書の使い方は次の5ステップ
  1. 調べた単語をマーキング
  2. 品詞と意味を確認する
  3. 例文を読んで、用法を確認する
  4. 自分の気づきを書き込む
  5. その単語をもとに”縦に”、”横に”広げる

辞書を読むこと自体が本当に面白いと感じる今日この頃です。

これからスペイン語辞書を購入しようと考えている人は、スペイン語辞書の比較記事をご覧ください。

筆者は小学館の西和中辞典を愛用していますが、掲載単語数と例文数が圧倒的に多いので、例文分析が非常に捗ります。

\筆者が主に使用している参考書/

以上です。ここまで読んでくださり、ありがとうございます。

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