例文から学ぶESTARの意味と活用【スペイン語】

Estar スペイン語
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想定している読者
  • 動詞 Estarの意味や用法を知りたい人
  • Estar の使い方について例文を通して理解を深めたい人

本記事では、最重要動詞の一つEstarの用法を11の例文で説明していきます。どのように活用されて、その用法にはどんなものがあるのかを紹介していきます。

ESTAR の構造はシンプルなのですぐに覚えられると思います。ただし、使用頻度が非常に高いので、動詞の活用と用法をしっかり習得しましょう。

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Estar の意味と用法

Estar のイメージは『状態』です。基本的には『状態』を表します。

  • 場所とくっついて「その場所にいる状態」を表現
  • 形容詞・副詞とくっついて、ダイレクトに「主語の状態」を表現
  • 現在分詞とくっついて「何かが進行している状態」を表現

Estar を大きく捉えたら全て『状態』を表現しています。とはいえ、Estar に伴う語・句によって少しニュアンスが異なりますので、例文を通して確認していきましょう。

Estar + 場所 (どこどこ)にある・いる

Yo conozco Colombia, pero nunca he estado en Panamá.
コロンビアには行ったことがあるが、パナマには行ったことがない。

解説
文章後半にEstado がありますが、これはEstar の過去分詞です。He estado で「経験」を表す現在完了表現ですが、ここでは「パナマにいた経験がない」という意味で、言い換えて「パナマには行ったことがない」と表現しています。Estar が場所を伴う場合は、基本的には前置詞en が必要です。

Estar + 形容詞句・副詞句 〜な状態になっている

El taxi se fue aunque estaba libre.
そのタクシーは空車だったのに、行ってしまった。

解説
aunque 節内にestabaがありますね。その後ろをみてみると形容詞libre (自由な・空いた)があります。Estarは形容詞を伴い、そのものの状態を表します。

前半で「タクシーは行ってしまった」とあるので、aunque内の主語も省略されていますが el taxi です。つまり、タクシーが『空いた』状態だったということです。

線過去が使われていますが、主節の動詞 irse が点過去で se fue となっており、「言ってしまう」時にはすでに、libre の状態だったわけですから、線過去を使います。

Mi mamá ha comprado lo que quería, que estará de buen humor.
ママは欲しかったものを買ったから、機嫌がいいじゃないかな。

解説
estará の後ろにある de buen humor (機嫌がいい) は形容詞句の熟語表現です。未来形なので、現在の推量を表します。割と短気なママだけど、今は欲しいものを買ったから、おそらく機嫌がいいのでは?と推量しています。ママが単純に機嫌が良ければestá の方がいいかもしれません。

Estar + de + 名詞句 〜中である

Estamos de vacaciones. Así que vamos en coche a donde quieras.
私たちは休暇中なんだから、君の好きなところへ行こう。

解説
Estar de 名詞句で「〜中である」と表現できます。ここではvacaciones ですので、休暇中であるという意味になります。ここでの前置詞 de は『状態』を表します。

休暇(vacaciones) の状態(de)にいる(estar)ということです。Estar de viaje であれば「旅行中」になりますし、Estar de moda は「流行している(流行中)」となります。

Estar + en + 名詞句 (ある時点での状況が)〜である

Ya estamos en pleno invierno.
もうすっかり冬である。

解説
『場所を伴う用法』と似ていますが、これは場所に限りません。主語がどの状況にいるかを表すこともできます。例文では、en pleno invierno (冬ど真ん中)の状況に、私たちがいるわけです。季節や月などを伴って『今どんな季節なのか、何月なのか』を表現できます。

Cuando hubo el terremoto grande, estábamos en clase.
大きな地震があったとき、私たちは授業中だった。

解説
clase を場所と捉えれば「大きな地震があったとき、私たちは教室にいた」となりますし、clase を授業と捉えれば「大きな地震があったとき、私たちは授業中だった」となります。『授業中という状況にいた』ということです。会話の流れによって、ここのclase は教室を表すのか授業を表すのかは変わってくるでしょう。

Estar + a + 日付・数値  〜である

Hoy estamos a 16 de marzo. Es mi cumpleaños.
今日は 3 月 16 日である。私の誕生日だ。

解説
Estar + a + 日付・数値 で『〜である』と考えます。特に日付を表現する際に使われます。前置詞a を忘れないようにしましょう。今日は何日かを聞く際は「¿A cuántos estamos hoy?」となり、やはり前置詞a を伴います。

Él me dijo que su casa estaba a cinco minutos de la estación.
彼は私に家が駅から 5 分のところにあると言った。

解説
前置詞 a の後ろに数値を持っていくることで『イコール=』みたいな働きをします。su casa = cinco minutos de la estacion です。「彼の家=駅から5分」ということ。あくまでイメージです。

他の例は『En Tokio están a 38 grados centígrados. 東京では気温が38度である』とか『En este año las zanahorias están a buen precio. 今年はニンジンが安い』などです。
関連 前置詞”a”の用法をわかりやすく解説【スペイン語】

Estar + con + 名詞句 〜と一緒である

Estoy con el jefe en lo que está diciendo.
私は上司が言っていることに対して上司とは同意見です。

解説
前置詞con を伴って「〜と一緒である」とか「〜と同意見である」を表します。『寄り添う』イメージでしょうか。物理的に『寄り添って』一緒にいたり、気持ち・考えなど精神的に『寄り添って』一緒にいると考えましょう。

例文中では、el jefe 上司にen lo que está diciendo (今かれが言っていることに)に寄り添っているわけですので、「同意見だ」という風に訳すといいでしょう。

Estar + 現在分詞 «進行形» 〜しているところだ

Estuve esperándote 30 minutos en el banco del parque.
君を 30 分待っていたよ、公園のベンチで。

解説
Estar + 現在分詞で『進行形』を表現できます。例文中では、Estuve esperándote の部分です。最後の te は直接目的格代名詞『を格』で「君を」という意味です。例文のように現在分詞の後ろにくっつけることもできますし、動詞の前に持ってきて「Te estuve esperando」と表現してもいいです。

Estar + 過去分詞 «結果» 〜されている

El jardín de tu casa está bien cuidado.
君の家の庭は手入れが行き届いている。

解説
Estar + 過去分詞で、モノの状態(結果)を表すことができます。スペイン語参考書には『受け身』と紹介されているものもあります。cuidadoは動詞 cuidar の過去分詞です。

男性名詞も同じ形cuidadoですが、文章内での使われ方を見て、ここは形容詞です。過去分詞は形容詞的用法がありますので、例文ではcuidar が過去分詞として形容詞的に使われているなと考えます。

cuidar は「注意を払う」とか「世話をする」という意味を持ちますが、主語が El jardín ですから、庭が世話をするという文章ではおかしいですよね。庭は「注意が払われている」もしくは「世話されている」、つまり『手入れがされている』となります。

以上です。この記事が少しでも役に立てば嬉しいです。

他の動詞については動詞の自主学習室【スペイン語】にて一覧をまとめてありますので、意味や用法を知りたい動詞があればぜひご覧ください。

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