“条件”の接続詞 en caso de que の使い方を解説【接続法】

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想定している読者
  • 「という場合は」のような表現をしたい人
  • 接続法を使って表現の幅を広げたい人
  • スペイン語の接続法を学びたい人

この記事では接続法において、a condición de que 「〜という条件で」や en caso de que 「〜という場合は」などの条件の接続詞がどのように使われるのかについて解説します。

Yuki
Yuki

・元高校数学教師

・JICA青年海外協力隊OV(パナマ隊員)

・久米島の地域おこし協力隊員

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この記事では上記の教材を用いて解説していきます。

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”条件”の接続詞の考え方

ここで紹介している条件の接続詞とは、接続詞 que と副詞がセットになったものを指します。

副詞 a condición de + 接続詞 que = a condición de que ~
副詞 en caso de + 接続詞 que = en caso de que ~

例えば a condición de は副詞的な働きをする熟語ですが、これは名詞(句)のみを伴うことができます。que を伴い a condición de que ~ とすることで、文(主語+動詞)をくっつけることができます。これら副詞や副詞節は「動詞や文章全体を飾る」役割を持っていますが、それが無くても文自体は成り立つので意味は通じます。

そして、条件の接続詞が作る副詞節では必ず接続法を用います。副詞節内の内容はその時点ではまだ具体化していないと考えられるからです。
関連 【接続法は5パターン】スペイン語の直説法と接続法の違いとは

Yo te digo un secreto a condición de que no digas a nadie.
– 誰にも言わないと言う条件で君にある秘密を言うよ。

解説
a condición de que no digas a nadie が副詞節です。接続法は非現実な事柄、不確実なことまたはまだ具体化していない事柄に対して用いられます。

文中の副詞節で言いたいことは『(君が)誰にも言わないという条件で』ということです。この『(君が)誰にも言わない』ということはまだその時点では起きていない未来の事柄で、言ってしまうかもしれないし、言わないかもしれないという不確実な事柄です。

そのため、ここの副詞節内の動詞 decir は dices ではなく digas になっています。

また次のように考えることもできます。主節と従属節(ここでは副詞節)の主語が異なる場合は、接続法を用います。例文中、主節では yo digo ですが、副詞節では、(tú) no digas です。a condición de que で導かれる副詞節の主語は、『私』ではない『君』になっています。

これらを区別するために、主節では直説法が用いられ、従属節(副詞節)では接続法が用いられます。

覚えたい条件の接続詞
  • a condición de que 〜という条件で
  • con tal de que 〜するのであれば/〜さえすれば
  • en caso de que 〜という場合は
  • no sea que(no fuera que) 〜するといけないから
  • a no ser que 〜でないなら

条件の接続詞を例文で理解しよう

a condición de que という条件で

Ella me acompañó a ir de compras a condición de que no comprara nada.
– 彼女は何も買わないという条件で私の買い物について来た。

解説
「〜という条件で…する」というよくある文章を見ていきましょう。主節の動詞は acompañar(ついていく)ですが、過去時制になっているので、a condición de que の副詞節内も『時制の一致』で過去時制になります。そのため、ここでは動詞 comprar が compraraになっています。

con tal de que 〜するのであれば/〜さえすれば

Todo irá bien con tal de que vengas mañana.
– 明日君が来るのであれば、全てうまくいくでしょう。

解説
前置詞 de は省略されることもあります。例文の主節は irá となっているので未来時制です。しかし、接続法には未来時制がありませんので、接続法現在形で vengas になっています。接続法は「まだ具体化していない未来の事柄」を表す時に用いられることから、未来時制が存在しないと考えられます。

con tal de que は 接続詞 si のような使い方ができますが、その意味合いは少し異なります。si だと過去のことを表現するのが難しい(というかできない?)のに対して con tal de que は時制の一致をすれば過去も表現できます。
関連 Siを使った仮定文は『イマイマ』『カコカコ』『カコイマ』を考えよ

  • Todo irá bien con tal de que vengas mañana.
    – 全てうまくいくでしょう、明日君が来さえすれば。
  • Todo irá bien si tú vienes mañana.
    – 全てうまくいくでしょう、もし明日君が来れば。
  • Le enseñé matemáticas a él con tal de que estudiaras con empeño.
    – 彼に数学を教えたよ、一生懸命勉強するということで。

en caso de que 〜という場合は

Se suspenderá la fiesta en caso de que llueva.
– 雨が降った場合、お祭りは中止になるだろうね。

解説
前項と同様です。主節の動詞 suspenderse(中断する) は未来時制です。後ろの la fiesta は目的語ではなく、主語です。再帰代名詞 se を用いた受身表現で、se suspenderá la fiesta で「お祭りは中止になるだろう」となります。お祭りは中止するのではなく、中止される側です。その後、副詞節で文全体が修飾されています。llueva は動詞 llover の接続法現在形です。

ちなみに接続詞 que を用いない en caso de + 名詞(句)で表現すると次のようになります。

Se suspenderá la fiesta en caso de mal tiempo.
– 天気が悪い場合、お祭りは中止になるだろう

以下の間違いには気をつけましょう。

  • Se suspenderá la fiesta en caso de hacer mal tiempo.
    主節の主語は la fiesta ですが、天気を hacer する主語にはなりません。天気を作るのは『自然や神』と捉えて、天候表現としての Hacer は三人称単数でしか使われません。上の例文だと、hacer の主語は la fiesta になってしまうので間違いです。正しくは
    ~ en caso de que haga mal tiempo です。

最後に

例文を確認して、直説法と接続法が伴う場合のそれぞれの違いを確認できたら、何度も例文を音読しましょう。音読は語学習得の1番の近道です。例文をスラスラ読めるようになってきたら、例文を参考に口頭で作文してみましょう。
確認【音読のメリット5選】文章をスラスラ読めるようになりたい人へ【スペイン語】

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関連 【初心者向け】接続法テキストを4冊比較【スペイン語】

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