10の例文で学ぶ Hacer の意味と用法【スペイン語】

hacer スペイン語
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  • 動詞 Hacer の意味や用法を知りたい人
  • Hacer の使い方やニュアンスを、例文を通して理解を深めたい人

Hacer で大体のことは表現できてしまうほど、この動詞は日常においてよく使われます。

本記事では、最重要動詞の一つ Hacer の用法を10の例文で説明していきます。どのように活用されて、その用法にはどんなものがあるのかを紹介していきます。
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Yuki
Yuki

・元高校数学教師

・JICA青年海外協力隊OV(パナマ隊員)

・久米島の地域おこし協力隊員

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HACER の意味と用法

辞書を引くと、Hacer の意味や用法がずらーっと並んでいます。それだけ頻繁にしようされ、重要だということです。その中でも特に重要だと感じるものは以下の8個です。

Hacer の意味と用法
  • Hacer + algo 『… をする・作る』
  • Hacer + alguien + 名詞•形容詞 『人を…にする』
  • Hacer + 不定詞/que + 接続法『…させる』
  • (三人称単数・無主語で) Hace, hacía, … 『天候が…である』
  • (三人称単数・無主語で) Hace + 時間 『…前に』
  • Hacer + 時間 + que + 直説法『~してから…が経つ』
  • (三人称で) Se hace, se hacen, … 『行われる・作られる』
  • Hacerse + 名詞・形容詞『…になる』

それぞれの用法を例文を通して確認していきましょう。

Hacer + algo 『… をする・作る』

¿Qué vas a hacer mañana? – La tarea que debemos hacer.
明日は何するの? – やらなきゃいけない課題だよ。

解説
最も基本的な用法です。『何かをする・作る』という意味を持ちます。Hacer の後に目的語として名詞を持ってくるだけでいいです。例文の Hacer la tarae で「宿題・課題をする」という意味になります。例えば、他にも以下のものがあります。

  • Hacer la cena 夕食を作る
  • Hacer la pregunta 質問をする
  • Hacer la cama ベッドメイキングをする

関係代名詞 que を用いて la tarea を修飾しています。la tarea que hacer でも「すべき課題」ということができますが、ここはあえて、「僕たちに課せられた」という部分を強調しました。

¿Me podría hacer un favor?
私のお願いを一つ聞いてくれますか。

解説
直訳すると、『私に対して、一つのお願いをしてくれますか』となります。Hacer un favor で「お願いをする・聞く」です。例文冒頭の Me は間接目的格代名詞 です。間接目的語の a mí が省略されて Me になっています。podría の部分は puede(puedes)などでもいいですが、より丁寧に言いたい場合は、線過去形の podría にします。

Hacer + alguien + 名詞•形容詞 『人を…にする』

¡A ti te hubieran hecho el director del sector! 
君をこの部門の部長にするべきだったのに。

解説
Hecho が Hacer の過去分詞です。haberの接続法過去 + 過去分詞 で過去の「後悔」を表現することができます。つまり、「あの時…だったらよかったのに」ということですね。

また、Hacer + 間接目的語 + 名詞で「人を〜にする」という意味になります。例文での間接目的語は A ti の部分です。そして、間接目的代名詞の te です。

本来、代名詞を用いて省略されますが、強調したい場合は冒頭に A ti と入れることがあります。例文では、『君を』の部分を強調しているということです。他の誰かではなく、「君を」ということです。

Me hace muy feliz pasar la vida contigo.
君と生活できて、僕はとても幸せだよ。

解説
Hacer + 人 + 形容詞も『人を〜にする』という意味があります。例文では、feliz が形容詞にあたります。主語は後半の pasar la vida contigo の部分です。そのため、Hacer の活用は三人称単数 hace になっています。例文を直訳すると、『君との生活は僕をとても幸せにしてくれる』となります。

Hacer + 不定詞/que + 接続法『…させる』

Siempre él le hace esperar a María. (Siempre él hace que espere María.)
いつも彼はマリアを待たせている。

解説
Hacer には『使役』の意味があります。使役というのは、『人を使って何かをさせる』ということです。つまり、誰かに何かをさせるということですね。この用法は『不定詞』を伴う場合と、『接続法』を伴う場合と2種類あります。これはどちらを用いても同じ意味になります。

基本的は、人に何かをさせるので、間接目的語を一緒に使います。例文中では、間接目的格代名詞 le がありますが、これは「彼に(彼女に、あなたに)」という意味です。これだけだと、三人称のうちの誰か分からないので、a María が入っています。

Siempre が冒頭に来ているので、「たまに」ではなく『いつも』待たせていることを強調しています。

(三人称単数・無主語で) Hace, hacía, … 『天候が…である』

Anoche hacía mucho calor. 
昨夜はとても暑かった。

解説
Hacer の三人称単数形で天候表現ができます。無主語なのは、「誰かが、何かが」天候を作っているわけではないからです。また、過去の天候表現をする場合は、点過去形ではなく、線過去形を用います。

(三人称単数・無主語で) Hace + 時間 『…前に』

Ella se pone en contacto con la familia dominicana todos los días desde hace un año.
彼女は1年前から毎日ドミニカの家族と連絡をとっている。

解説
Hacer + 時間表現で、前置詞的に『〜前に』と表現できます。例文中では、後半の desde hace un año の部分が該当します。前置詞 desde があるので、「1年前から」となります。hacer un año だけなら、1年前(に)です。

Hacer + 時間 + que + 直説法『~してから…が経つ』

Hace justo un mes que me mudé a esta casa.
この家に引っ越して、ちょうど1ヶ月になる。

解説
前項の前置詞的用法に似ています。これも無人称表現の一つで、Hacer は三人称単数形に活用されます。que 以降には、現在形を伴う場合と過去形を伴う場合があります。

例文では、me mudé になっているので、過去形ですね。引っ越しは、ちょうど1ヶ月前に終わっています。行為が現在まで及んでいる場合は、que + 現在形です。例えば、次のような場合はどうでしょうか。

Hace justo un mes que vivo en esta casa.「この家に住んでちょうど1ヶ月になる。」
Hace justo un mes que viví en esta casa.「この家にちょうど1ヶ月前に住んでいた。」

前者は、vivir が現在形 vivo になっていますので、住むという行為が現在まで及んでると考えます。後者は、vivir が過去形 viví になっていますので、住むという行為が過去で終わっていると考えます。

(三人称で) Se hace, se hacen, … 『行われる・作られる』

Se está haciendo el proyecto en el que mejora el estado nutritivo de niños. 
子供の栄養改善をするプロジェクトが行われている。

解説
se 受け身と呼ばれる表現です。三人称で用いられ、「行われる・作られる」となります。例文の主語は el proyecto です(関係詞で修飾されています)。そのため、助動詞 estar は三人称単数に活用されています。estar + 現在分詞で進行形「〜している」を表現できます。
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Hacerse + 名詞・形容詞『…になる』

Si yo hubiera entrado en la facultad de medicina, me haríamédico.
医学部に入学していたら、医者になっていただろうに。

解説
「Hacer + alguien + 名詞・形容詞」の再帰動詞バージョンです。alguien の部分が、再帰代名詞 se になっていると考えましょう。つまり、「自分自身を〜にする」、転じて『〜になる』ということです。例文中では、me haría médico の部分が該当します。過去未来形の haría になっているのは、Si を用いた非現実的仮定文だからです。
関連 Siを使った仮定文は『イマイマ』『カコカコ』『カコイマ』を考えよ【スペイン語】

以上です。この記事で Hacer の理解が少しでも深まれば嬉しいです。

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